"義母ATM、ハワイへ消ゆ" 第9話
「来もでどこかく?」
夫が尋ねた。
私はすぐに頷かなかった。
「来のことは、来になってからで決めましょう」
そう答えると、夫は嬉しそうに笑った。
誰かに決められない予定。
それだけで。
分だった。
ハワイ滞、私は正也たちからのメッセージをほとんど読まなかった。最初の数はりや非難ばかりだったが、13頃から文面が変わり始め、「話しいたい」「誤解がある」「帰国したら連絡してほしい」という言葉が増えていった。歩美から届いていた「訴える」という言葉も、いつのにか消えていた。
理由は静さんや歩美の従妹から断片に伝わってきた。親族15のうち何族かは、今回の件をると「勝に義母のをホテル代わりにする話だったなら参加しなかった」とったらしい。宿泊費だけでもきな費になり、予定の交通費や事代まで発したことで、満はすべて歩美夫婦へ向かった。
特に歩美の父・修は体面をんじるだったため、最初は私たち夫婦を非常識だと責めていたという。しかし親戚から「招待されていなかったって本当なのか」「娘さんのSNSは何なんだ」と問い詰められると、今度は歩美へりを向け始めた。自分自も私へ圧な話をしていたことは棚にげたままだったが、なくとも親族ので私だけを悪者にはできなくなった。
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決定だったのはSNSだった。
歩美は騒が起きた直に問題の投稿を削除したが、すでにスクリーンショットが残されていた。〈義母を褒めればがる〉という過の投稿まで親族で共され、これまで歩美が「義母とはとても仲が良い」「向こうから援助したがる」と説していたことまで疑われ始めた。
私が孫のために渡したおを、自分のエステや買い物へ回していたことも部の投稿から分かったらしい。すべての援助が浪費されたわけではないだろうし、私は使途を細かく確認してこなかった。しかし「孫の教育費」と言われたに、級バッグの購入を自している投稿が残っていたのは、さすがに正也にも説がつかなかったようだ。
15の夜、正也からいメールが届いた。
〈母さん。今まで俺は何も分かってなかった。歩美のSNSも全部はらなかった。でも、らなかったから俺は悪くないとはってない。母さんに甘えていたし、のことも、のことも、頼めば何とかなるとってた。本当にごめん〉
私は最まで読んだが、返事はしなかった。謝罪が本か、それとも状況が悪くなったからなのか、今の私には判断できなかったからだ。何より、謝られたからといって、すぐ元の関係へ戻らなければならない理由もない。
夫にもメールを見せると、「返事をしたくなったにすればいい」
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と言った。その言葉を聞いて、私はまたつ気づいた。これまでの私は何か言われるたび、「すぐ答えなければ」「すぐ助けなければ」と自分を追い込んでいたのだ。
相が困っている。
だから私がく。
相がっている。
だから私が謝る。
その繰り返しが、正也たちに「母親は最には何とかしてくれる」という習慣を作ったのかもしれない。もちろん彼らの言を正当化するつもりはないが、私自も境界線を引かないことで、その関係をく続けてしまった。
17、歩美の従妹からもう度連絡があった。彼女は今回の件について、自分たち夫婦がらずに押しかける形になったことを改めて謝ったうえで、「子供たちは旅だとっていただけなので、そこだけは許してください」といていた。
私はすぐに返事をした。
〈お子さんたちに責任があるとはっていません。こちらこそ嫌ないをさせてしまってごめんなさい。ただ、今は本同士で確認してから予定を決めてもらえると助かります〉
文章を送ると、議と気持ちが軽くなった。
る相を違えなくてよかった。
15全員へ復讐したかったわけではない。
私はただ。
私をとして扱わなかったたちに。
「もう従わない」と示したかっただけなのだ。
19、帰国夜。
ホテルのベランダで夫とを眺めていると、正也からいメッセージが届いた。
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