"娘の結婚式で夫は愛人を新しい妻と紹介した" 第2話
でも。
運会。
授業参観。
病院。
受験。
毎のような面にいたのは。
由美だった。
スクリーンに。
美穂が10歳の頃の写真が映った。
義母の子を押す由美。
その横で。
美穂が笑っている。
テーブルには。
子供の字でかれたさなカード。
《お母さん、いつもありがとう》
由美は。
そのカードを覚えていた。
義母の介護が始まって。
半ほど経った頃。
美穂が。
折りと緒にくれたものだった。
映像ので。
美穂の声が流れた。
「お母さんは、いつも誰かのことを先に考えるでした」
由美は。
驚いて娘を見る。
美穂は。
を見たまま。
し笑っている。
「さい頃は、それが普通だとっていました」
「ご飯ができていることも」
「学に必なものが用されていることも」
「おばあちゃんの病院へ毎週連れていくことも」
「全部、勝にそうなるんだとっていました」
招待客のから。
さな笑いが起きた。
美穂の声が続く。
「になって」
「のことは、勝にできていたんじゃなくて」
「お母さんが毎やってくれていたんだと分かりました」
由美の目がくなる。
その横で。
剣は。
スマートフォンを見ていた。
度だけ。
スクリーンを見て。
また入へ目をやった。
誠は。
その様子を見ていた。
映像の最。
美穂と達也の写真。
そして。
文字。
《育ててくれた族へ。今までありがとう》
拍が起きた。
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剣もを叩いた。
由美は。
その横顔を見た。
数分。
このは。
この娘の結婚式で。
別の女を。
「これからの妻」
として紹介する。
本当にするのだろうか。
由美のにも。
最まで。
ほんのしだけ。
期待が残っていた。
婚礼に。
2だけで話すのではないか。
理を呼ばないのではないか。
娘の1だけは。
父親として守るのではないか。
27緒にいたから。
最の最まで。
由美は。
剣のに。
昔のが残っていることを。
どこかで願っていた。
でも。
剣は落ち着かなかった。
料理が運ばれてくるたびにスマートフォンを見る。
会入を見る。
またスマートフォン。
由美は分かっていた。
待っている。
誰を。
何のために。
そして。
そのが来た。
披宴半。
婦父として挨拶するため、剣がマイクのへった。
「本は娘・美穂と達也君のためにお集まりいただき、本当にありがとうございます」
最初は普通だった。
「親として、今ほど嬉しいはありません」
親戚が頷く。
「娘が無事に庭を持つことになり、私もようやく肩の荷がりました」
由美は元のナプキンを見た。
来る。
「そして」
剣が続けた。
「今は、私自のこれからについても、皆様にお伝えしたいことがあります」
会がしざわついた。
美穂が父を見る。
達也も顔をげる。
剣は笑った。
「実は私にも、これからのを共に歩みたいがいます」
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会の空気が止まった。
入の扉がく。
赤にいワインのドレス。
34歳の女性。
田理。
剣の会社の輩。
そして。
この1半。
剣と関係を続けてきた女だった。
「紹介します」
剣は理にを伸ばした。
「田理さんです」
理がへる。
「私の、これからの妻になるです」
ざわめきが気にきくなった。
「え?」
「奥さんいるよね?」
「どういうこと?」
親戚。
会社関係者。
郎側の族。
全員が、由美を見る。
美穂の顔が真っになった。
「お父さん……?」
剣は続けた。
「もちろん、由美とはこれから正式に婚の続きをします」
「ちょっと待って」
美穂がちがった。
「今、私の結婚式だよ?」
「分かってる」
「分かってないよ!」
達也が美穂のを握る。
剣はし苛ったように言った。
「美穂、おももう庭を持つんだ。お父さんだって自分のを考えていいだろ」
「だからって今言うこと?」
会の誰も答えられない。
理は剣の横にっていた。
勝ったのような顔をしていた。
その。
ぱち。
音がした。
誰もが振り向く。
由美だった。
ぱち。
ぱち。
由美は席をち。
ゆっくり拍していた。
剣の顔が変わる。
「由美?」
由美は最に1度だけを叩き。
言った。
「お見事です」
「何?」
「あなたの本性を、私が説するが省けました」
会が静まり返った。
剣は眉をひそめる。
「何言ってるんだ」
由美は笑った。
「ありがとう」
「は?」
「こんなに勢ので、自分から全部見せてくれて」
剣の表が険しくなる。
その。
郎の父・鈴誠が席をった。
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