"娘の結婚式で夫は愛人を新しい妻と紹介した" 第4話
と話し続けた。
誠は笑って聞いていた。
でも。
帰り際。
由美にだけ言った。
「美穂さんが、お母様をとても切にしている理由が分かりました」
由美は戸惑った。
「そんな、したことは」
「したことですよ」
誠は言った。
「庭ので毎やっていることは、からは見えにくいですから」
由美は。
その言葉を。
何も忘れられなかった。
27緒にいる夫が。
1度も数えなかったものを。
会って数のが。
見ていた。
だから。
半。
誠から突然。
「お話したいことがあります」
と連絡が来た。
由美は。
怖かった。
でも。
逃げなかった。
そのから。
今まで。
由美は1度も。
剣に問い詰めなかった。
証拠を集めて。
鳴るためではない。
自分が。
本当に。
この婚姻からてもいいのか。
最まで。
自分で確かめるためだった。
そして今。
剣は。
180ので。
その答えを自分からした。
由美は。
もう。
迷っていなかった。
その礼のを。
会のほとんどのはらなかった。
でも。
由美には分かっていた。
誠は。
今のために来たのではない。
半から。
由美が逃げを失わないように。
必なことだけを確認してくれていた。
だからこそ。
由美は。
結婚式の3も。
剣に何も言わなかった。
その夜。
剣はリビングで。
披宴の父親挨拶を練習していた。
「娘が今まで無事に育ったのも、周囲の皆様のおかげで――」
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由美は台所で器を拭きながら聞いていた。
数分。
剣は原稿を置き。
何気ない調子で言った。
「婚礼終わったら、俺たちも今のこと話そう」
由美は振り返らなかった。
「今って?」
「美穂もていくし、2でこのにいるもないだろ」
「そう」
「おも、そろそろ自分の考えたほうがいいんじゃないか」
妻に。
27。
事。
育児。
介護。
全部を任せてきた男が。
初めて。
「自分のを考えろ」
と言った。
由美は。
し笑しかった。
もう考えている。
あなたに言われるから。
でも。
言わなかった。
「そうね」
それだけ。
剣は。
自分の計画が順調だとったのだろう。
「美穂には、余計なこと言うなよ」
「何を?」
「俺たちのこと」
「どうして?」
「せっかくの婚礼に配させるだろ」
由美は。
器を置いた。
このは。
本当に。
自分の都だけで。
同じ言葉を使う。
美穂のため。
婚礼のため。
族のため。
でも。
実際にするのは。
いつも由美だった。
***
婚礼。
美穂から話が来た。
「お母さん、寝られない」
「嫁が寝でどうするの」
「緊張してるんだもん」
学の頃と。
変わらない声だった。
「達也君は?」
「もう寝た。神経太い」
由美は笑った。
し話した。
美穂が言った。
「お母さん」
「うん」
「私、泣くかな」
「泣くでしょうね」
「お父さんも泣くかな」
由美は瞬だけ黙った。
「どうだろうね」
「お父さん、私が結婚するの寂しいかな」
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由美は。
嘘をつきたくなかった。
でも。
今だけは。
娘にを渡したくなかった。
「寂しいとうよ」
美穂が笑った。
「だよね」
話を切った。
由美は。
い。
暗い画面を見ていた。
。
剣が何をするのか。
本当は分からなかった。
婚礼に。
理とのことを話すかもしれない。
由美へ婚届をすだけかもしれない。
180ので。
まさかを紹介するとは。
由美でさえっていなかった。
だから。
剣が理を会へ入れた瞬。
由美も。
衝撃は受けた。
でも。
壊れなかった。
もう。
半かけて。
自分ので。
夫を失っていたから。
***
そして。
もう1つ。
由美には。
今だけは守りたいことがあった。
美穂と達也の結婚。
剣が何を言っても。
それを。
両の問題にしないこと。
誠も。
同じ考えだった。
顔わせの。
誠は達也にだけ。
こう伝えていた。
「結婚は、おと美穂さんがするものだ」
「親に何があっても、2のまで緒に揺らすな」
達也は。
詳しい事を聞かなかった。
ただ。
「分かった」
と答えた。
だから。
今。
父親が突然。
「これからの妻」
を紹介しても。
達也は。
美穂のをさなかった。
それを見た。
由美は。
の底から。
美穂は丈夫だとった。
娘には。
もう。
自分が犠牲になって守らなければならない庭ではなく。
緒に守ろうとするがいる。
それなら。
自分も。
もう。
自分を守っていい。
誠のい礼は。
由美にとって。
同ではなかった。
「あなたが受けてきたことは、なかったことではありません」
そう認めてもらえた。
初めての瞬だった。
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