"没落夫と偽りのお嬢様が堕ちた地獄" 第17話
『そ、そんな……』
ミクは徹に言い放った。
『だから、妊はあんただけ。欠陥品はあんただったんだよ』
『そんな……嘘だ! 嘘に決まってる! 何でおだけ幸せになってんだよ! 俺は騙されてめちゃくちゃなのに、公平だろう!』
ミクのりが静かに爆発した。
『公平? 自分の誠実さが招いた結果でしょ! 自分がしたことが招いた結果だよ! 私ね、今の夫と会ってすごく幸せなの。今まで辛いことがたくさんあったけど、今の夫と会うための試練だったってったら、過も受け入れられたのよ。あんたは夫と会うための踏み台だったの。私を捨ててくれて謝してるぐらいよ。もう度と連絡してこないでね』
『ミク、頼む! もう度だけチャンスをくれ! 俺、変わるから!』
『だから、もう連絡してこないでって言ったよね』
『嫁とは正式に婚することにした! 母さんとも絶縁して、俺はぼっちになったよ……! 職に嫁と母さんの借取りが来て、会社にもけなくなって辞めたんだ! 頼むよ、俺とやり直してくれ!』
『私の話、聞いてた? 再婚して妊娠してるの』
『今の旦と別れればいいだろう! 俺の方がおのこと分かってる! 腹の子だって自分の子として育てるつもりだから!』
『話にならないわ』
『頼むって! 俺が違ってたよ、謝るから! お願いだから戻ってきてくれ!』
ミクはえ切った声で打ち込んだ。
広告
『無理。仮に私が独だったとしても絶対無理。もう理に無理』
『そんな……俺、これからどうすればいいんだよ……』
『教えてあげるよ。これから信になって、ぼっちで寂しくきていくんだよ。誰にも相にされず、自分の誠実で招いた虚しいをね』
『そんな……どうして俺だけがこんな目に……』
『相変わらずの被害者ヅラだね。私のこと散々傷つけて、あっさり捨てて追いしたの覚えてる? あのの私の辛さ、像できる?』
『それは……本当に申し訳なかったとってるよ……!』
『本当に申し訳ないとってたら、私にこうして図々しい連絡してこないよね。理尽なことした相にすがって、許してもらおうともわないはずだよ。とにかくこれからは、のツケ払いをしていかなきゃいけないんだからさ。私とこんな話してる暇、ないんじゃない?』
『待ってくれ! 見捨てないでくれ!』
『私、もうすぐママなの。あんたに構ってる暇ないから、もうブロックするね。さようなら』
ミクは迷うことなくリツのアカウントをブロックした。その、元義母からも復縁を促す見苦しい連絡が入ったが、「次連絡してきたら弁護士を通じて警察に通報します」と蹴すると、切の接触は途絶えた。
リツは托卵妻と沼の婚裁判に突入し、お腹の子供の父親であるホストや借取りに囲まれて社会にも経済にも完全に破滅した。
広告
方のミクは、優しく誠実な夫に見守られながら無事に元気な赤ちゃんを産し、かつての悪を完全に乗り越えて温かなに満ちた庭を築いている。
休の昼がり、ダイニングテーブルで雑誌をめくっていたアミは、向かいでパソコンをいて仕事をしていた夫のナオトに向かって、満げにを尖らせた。
「ねえ、聞いてよ。友達が旦の両親と同居することになったんだって。義理の父親が介護になったらしくてさ」
ナオトは画面から線をげ、穏やかに相槌を打った。
「それは変だな」
アミは雑誌をパタンと閉じ、腕を組んでを乗りした。
「私だったら絶対に耐えられない! 同居とか介護とかも絶対したくない! もしお母さんに介護が必になっても、私はらないからね。ナオトには妹もいるんだから、そっちになんとかしてもらってよ。それか施設に入ってもらうとかさ。私、そういう面倒なこと無理だから」
ナオトはし困ったように眉をげた。
「『面倒』って、その言い方はちょっと酷くないか? まあ、母さんはまだまだ元気だし、介護になることはしばらくないとうけどさ」
「でも、これから能性がないとは限らないでしょ?」
ナオトは妻を宥めるように微笑んだ。
「それはそうだけどさ、そうならないように善処するよ。
妹とも相談しておく」
アミは値踏みするように夫の顔を見つめた。