"没落夫と偽りのお嬢様が堕ちた地獄" 第20話
ほら、アミさんは最やけにすることがいでしょ?」
ナオトは言葉に詰まった。
「ああ……まあ、友達とみ会してるって聞いてるけど……母さんはアミも浮気してるとってるの?」
「浮気するって、共通点があるものなのよ。が増えたり、だしなみに気を使うようになったり、あといきなり態度が変わったりね」
ナオトの背筋にたいものがった。
「え……全部当てはまるんだけど。特に、態度が変わったってやつ。別にたいってわけじゃなくて、むしろ逆だけど……」
「態度が悪くなるもいれば、逆のもいるのよ。単純にがれて伴侶にたくなるもいだろうけど、浮気がバレないように優しくしたり、プレゼントを渡すようになるもいるの。私の友達にも経験したがいたのよ。夫から頻繁にプレゼントをもらうようになったんだけど、実は浮気してたんだって」
ナオトは息を呑んだ。
「え……先週、アミからプレゼントもらった。ネクタイなんだけど、『いつもお世話になってるから』って……記以にプレゼントもらったの初めてだったから嬉しかったんだけど……」
母は静かに頷いた。
「怪しいわね。アミさんの辺を調べてみた方がいいんじゃない?」
「……そうかもな。おかしいとはったんだよ」
その夜、夜に帰宅したアミを、ナオトはリビングで迎えた。
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アミの微かなの匂いに眉をひそめながら、ナオトは単刀直入に切りした。
「アミ、母さんのを何に使った?」
アミは靴を脱ぐを止め、目を見いた。
「え……」
「引きしたこと、バレてるよ」
アミは激しく揺し、両を振った。
「あ、いや、待って待って! ごめん! ちょっと友達にお貸してって言われて……!」
「友達?」
「そう、いつもみにく! おに困ってるんだって。事もまともにできない状態らしくて、助けてって言われたら断れないじゃん!」
ナオトはややかな目で妻を見つめた。
「助けはいいことだな」
「でしょ!?」
「どうして黙って座からを引きしたんだ? 別に母さんも俺もケチじゃないし、言ってくれたら普通に承諾したとうけど」
アミは線を泳がせ、苦しい言い訳をった。
「だって、そんなことわかんないじゃん! 断られる能性だってゼロじゃないし、断られちゃったらもう引きせないわけだしさ! だからさ、友達を助けたくてつい……」
ナオトはいため息をついた。
「何だ、おを渡した相は友達だったのか。俺はてっきり、倫相かとったよ」
アミの顔が瞬で引き攣った。
「は? 何言ってんの!? 倫って……そんなことするわけないじゃん!」
ナオトは机のに自分のスマートフォンを置いた。
「俺もそういたかったけどさ、最のアミって様子がおかしかったじゃん。
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メイクとか装に気を使うようになったし、は増えたし、妙に優しくなったし。怪しいから調べちゃった」
アミは息を呑んだ。
「え……」
「していくアミを尾したり、カードの使用履歴を確認したり、寝てるにアミのスマホを調べたりした」
「嘘でしょ!? スマホはロックしてるのに!」
「指紋の跡がついてるからすぐ分かったよ。それに普段使ってるの指のきとかでも体の予測はできるし。……まあ、とにかくそういうわけなので、アミにホストの彼氏がいることはってるんだよ」
逃げを塞がれたアミは、そのにへたり込んだ。
「いや……その……」
ナオトは徹な差しを向けた。
「同居を承諾したのは、が目当てだったのか?」
アミは涙をこぼした。
「……ごめんなさい」
「認めるんだな」
「でも、承諾したのはのためだけじゃなくて……浮気してる申し訳なさがあったから、同居くらいはしてあげないとってって……は同居始めてからちょっとずつ引きしてた。彼のために使ってあげたの」
「でも、最になって全額引きしたろ」
アミは俯き、震える声で告した。
「実は……頃は彼と結婚を考えるようになって……『結婚式の費用にするから預けてくれ』って彼に言われて、それで全額引きして渡したの……」
ナオトはを仰ぎ、乾いた笑いを漏らした。
「どっかで聞いたことある話だなあ。
俺の母親も、別れた夫に同じこと言われたらしいぞ。でも結局、父親は女に騙されて、渡したを持ち逃げされたらしいが」