"没落夫と偽りのお嬢様が堕ちた地獄" 第25話
桜並が淡いピンクに染まる通りのカフェで、リュウタは目のに座るメグミの横顔を盗み見ながら、胸の内でさくガッツポーズを作っていた。初デートの帰り、は駅のベンチに腰掛けていた。リュウタはし照れくさそうにを掻き、をいた。
「メグミさん、今はデートしてくれてありがとうございました。緊張してて何を話したかあまり覚えてません……失礼なことを言ってたらすみません」
メグミはふわりと微笑み、首を横に振った。
「こちらこそありがとうございました。リュウタさん、とても楽しかったです。私もアプリに登録してから初めてのデートだったので緊張しました」
リュウタは真剣な差しを作ってみせた。
「俺もですが、メグミさんも真剣に結婚相を探してるんですよね?」
「そうです」
「実は俺、メグミさんと会った瞬にビビッと来ました。よければ、もう度デートしてくれませんか? 綺麗なお見スポットをってるんです」
メグミの瞳がパッと輝いた。
「本当ですか? 嬉しいです!」
リュウタはを乗りした。
「あの、できたら敬語やめませんか? リュウタさんとはもっとフランクに話したいなとって」
「あ、はい……じゃなくて、うん! じゃあ次のデートでは々質問してもいいかな? リュウタさんのこともっとりたいの」
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「もちろん! 実は今はあまり聞かれなかったからになってたとこ。俺にあんまり興ないのかとって」
メグミは恥ずかしそうに俯いた。
「私も初対面で々聞くのは失礼かなとかっちゃってたの」
「そっか。でもそうだよね」
リュウタはきく頷いてみせた。
「最初って慮しちゃうっていうか……今まで結婚相談所に登録したり、数々のコンや会いのに参加してきたけど、顔をわせるなり挨拶もそこそこに収を聞いてきた女性もいたから面らったこともあったし。そういうとは正直付きいたくないってったし、自分も質問攻めにしたくないってっててさ」
メグミはく共するように頷いた。
「そうだったんだね。私としては相性が良ければ収入はの次なの。とにかく価値観がうのが番事かなって」
「俺も同じ考えだよ! 俺たち、価値観が似てるのかもね」
「そうだね」
「俺たち、うまくいきそうじゃない? なくとも俺は運命の会いだとってるよ」
メグミは穏やかに微笑んだ。
「どうだろう? まだ確信は持てないけど……そうだといいな」
「きっとそうだって、次のデートで確信できるんじゃないかな!」
トントン拍子に交際がみ、婚約を取り交わした数ヶ、は都内のレストランで事を楽しんでいた。メグミがグラスを置き、嬉しそうにをいた。
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「両親にリュウタと婚約したことを伝えたよ。んでくれた」
リュウタはフォークを止め、し緊張した面持ちになった。
「本当? 『どこの馬の骨だ』とか言われなかった?」
「そんなことうちの親は言わないよ」
「でも、実際に会うと分からないぞ。メグミっても兄貴がいるんだよな? 男が続いてからまれた待望の女の子だから、溺されてるだろ」
「まあ、そうだね」
メグミは苦笑いを浮かべた。
「親はいつまで経っても私が配みたい。それにれて暮らしてるから、その分より配なんだろうな」
リュウタはを乗りした。
「メグミの族はお父さんの仕事の都で暮らしがいんだろ? 何でメグミだけ本に戻ってきたの?」
「のに過ごした本が忘れられなかったんだよね。すごくいいいだったから。それにこっちは治もいいでしょ? 結婚して子育てするなら絶対に本が良かったの」
「それで帰国した本で俺と会ったわけだ」
「だね」
リュウタはげさに息を吐きした。
「それにしてもさ、メグミが帰国子女だって聞いたは驚いたよ。お嬢様なんだなって。両親がドバイにを持ってるとか、腰抜かしそうだったんだからな。テレビでしか聞いたことない、持ちしかめない国じゃんって」
メグミは首を振って微笑んだ。
「でもリュウタだって実が太いんでしょ? 方の主の系で、実は治代に建てられた邸宅なんだよね」