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"四十七万円を母に送った夫への逆襲" 第6話

私は相槌を打った。

「ええ、っているわ」

私はややかに言う。

「あなたがっている以にね」

私は数字を見る仕事をしている。

さな費の積みねこそが、を真綿で首を絞めるように追い詰めていくのだ。

しかし説教はせず、ただ言だけ伝えた。

「おの使い方を見直しなさい」

彼への最通告のつもりだった。

だけでおかしてはだめよ」

彼は黙り込んだ。

粗い息遣いが聞こえ、そして通話が切れた。

取引先との打ちわせでた。

空はれ渡り、通りはで溢れていた。

辻待ちのが燃料補所のを通るのを見た。

のことをした。

あのは、でもむように燃料を消費する。

そして燃料は、親孝の精神では補できないのだ。

6く。

分譲宅の入りに到着し、昇で16階へがった。

扉をける。

はすでに居子に座っていた。

背広も着替えず、首元の布だけを緩めている。

まるで蓋をされた沸騰寸の鍋のような顔をしていた。

彼は回りくどい言い方をしなかった。

「7万円、俺の座に入れてくれ」

私は鞄を置き、彼を見た。

「7万円」

私は繰り返した。

「何に使うの?」

の燃料代と、庫代だ」

彼はで言った。

は接待でさなきゃいけないんだ」

追及されるのを恐れるように、気にまくしたてる。

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私はを洗ってから、彼に向き直った。

「あなたは自分のために3万円残したと言っていたわね」

私は気を拭き取りながら歩み寄る。

「毎あと4万円りないという計算であっている?」

子を軽く叩いた。

でまで、監査みたいな真似をするなよ」

私は拍置いてから、く笑った。

で監査ができないようなら、の監査なんてできないわ」

彼は勢いよくがった。

「みさき、君は俺を追い詰めているぞ」

私は真っ直ぐに見返した。

「いいえ」

静かに首を振る。

「自分を追い詰めているのは、あなたよ」

私は彼にづいた。

野に47万円を送るのも、元に3万円しか残さないのも、全てあなたが選んだこと」

私の声に揺らぎはない。

「私はその選択を尊しているだけよ」

は歯軋りをした。

「理屈は派だがな」

彼は拳を握りしめる。

「俺だって仕事がある。付きいを維持しなきゃならないんだ」

私は頷いた。

付きいにはおがかかる。それは正しいわ」

私は徹に事実を告げる。

「だったら、料のほとんどを送するなんて無茶な真似はやめなさい」

彼を射抜くように見つめる。

「私を無尽蔵におてくる械のように扱わないで」

は歩み寄り、威圧のある声をした。

「もしおを渡してくれないなら、俺が仕事にけなくなってもいいのか?」

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私は携帯話を取りした。

威嚇するためではない。

事実を突きつけるためだ。

ずっとから作成していた、計の支覧をいた。

固定費の項目、そして将来のための予備まで細かく記されている。

私はその画面を彼に向けた。

「よく見て」

私は画面を指で叩いた。

「これが私が今、1で背負っている負担よ」

彼に画面を押し付ける。

宅の分割払い、管理費、費、費、保険料」

つの項目を読みげる。

「あなたは全て私に丸投げした」

私は携帯話をろした。

「それはつまり、私の息の根を止めたのと同じことよ」

は画面を瞥しただけだった。

自分の過ちを直するのを恐れるように、目を逸らした。

そして吐き捨てるように言った。

「夫婦でこんな細かい計算をして、どうやってきていくんだよ」

私はすぐに答えた。

声は柔らかいままだが、決して譲らない響きを持たせて。

きていけないのは、片方がもう片方のおを犠牲にして、派な親の息子を演じようとするよ」

彼かられる。

族は助けうものだと言うけれど、無理やり押し付けられれば、どんなのようにたくなるわ」

は苛たしげに窓辺の空た。

タバコを取りしてをつける。

私はタバコの匂いが嫌いだ。

だが、今は何も言わなかった。

彼自き詰まりの匂いを嗅がせておけばいい。

しばらくして、部に戻ってきた彼は戦術を変えてきた。

交渉を持ちかけるような、妙に優しい声をした。

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