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"義妹の投資話に判は押さない" 第4話

のシステムという絶対な壁によって、百万円は完全に隔されたのだ。

そのの午過ぎ、会社の自席で類をチェックしていた私のスマホが、激しく振した。

着信画面には『健太』の文字。

私は静かな応接へ移し、通話ボタンをタップした。

「……もしもし、健太さん?」

『智!!お体何をしたんだよ!?』

話越しに、健太の号と狼狽が混ざりった声が響いた。背景の音からして、彼はのロビーにいるようだった。仕事の昼休みか抜けを利用して、ったのだろう。

の窓で引きしの続きをしようとしたら、この座は紛失届がていて取引できないって言われたんだぞ!改印届もされてるって……おがやったのか!?カードも通帳も使えないんだぞ!』

「ええ、私が今朝、と同続きをしました」

私は落ち着いた声で答えた。

『な……っ!勝なことするなよ!俺の座だぞ!?俺の名義のじゃないか!なんでおが勝にストップなんかかけるんだよ!』

「あなた名義の座であっても、婚姻に夫婦で築いた共財産です。そして何より、あなたが妹さんにそそのかされて、無断で百万円を引きそうとしているのをっていたからです」

『それは……!それはおふくろのためで……!』

話で話すことではありません。今の夜、で話しましょう。

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類を用して待っています」

私はそれだけ言うと、健太の反論を聞かずに通話を切った。

そのの夜、アパートの部に帰宅した健太は、りで肩をさせていた。ドカドカと音をててリビングに入ってくると、カバンをに叩きつけるように置いた。

「説しろよ、智!いくらなんでもやりすぎだ!俺はおふくろのために、男として親孝をしようとしただけだ!それなのに、通帳をストップさせるなんて……俺を棒扱いする気か!?」

リビングのダイニングテーブルには、私が事に準備した冊の黒いのファイルが置かれていた。

私はそのファイルをき、健太のの席を指さした。

「座ってください、健太さん。になるに、まずこの数字を見てください」

「数字……?何だよそれ!誤魔化すなよ!」

「誤魔化していません。これは、私たちが結婚してからの、あなたが『実への助けい』『妹へのな貸し付け』という名目で、計から流させてきたおの全記録です」

健太は瞬絶句し、眉をひそめてファイルを見ろした。

そこに綴られているのは、私が経理の識をフルに活用して作成した、完璧な『浅野・非公式資細表』だった。

付、額、振り込み先、そして健太が当私に説した「理由」と、実際の使途に関するメモが、領収や通帳の記帳データのコピー、LINEのやり取りのスクリーンショットと共に系列で然と並べられていた。

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私がページの先を指さす。

、結婚直。莉乃さんの『資格取得のためのスクール費用』として〇万円。返済期は半とされていましたが、今に至るまで円も返済されていません」

「それは……莉乃がまだ駆けしだったし……」

。お義母さんの『エアコンと蔵庫の買い替え費用』として万円。これも『が入ったら返す』と言われながら未返済」

。莉乃さんの『引っ越し』として〇万円。未返済」

。お義父さんの法の『追加費用補填』として〇万円。未返済」

。お義母さんの『急な医療費予備』として〇万円。実際には医療費ではなく、莉乃さんの級ブランドバッグの購入費用に充てられていたことが、当の莉乃さんのSNSの投稿付と額の致から確認されています」

「な……っ!?」

健太の顔が、急速に失われていく。

私は容赦なくページをめくっていった。

「その、毎の『ちょっとした遣い』『実への産代のて替え』『莉乃さんのタクシー代』……これら細かな流をすべて算した額がこちらです」

ファイルのに、太字で印刷された数字をペン先で叩いた。

の実・妹への流総額:万円(うち回収額:零円)】

「よん百…………万円……?」

健太の声が震えていた。

彼はこれまで、回につき数万円から数万円程度の「頼み事」

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