"旅館のバグを直した退職SEと十歳上の美人社長" 第8話
すると彩佳さんは、俺のそのを見て吹きした。
「ふふっ。絶対そう言うとった。夜君はやっぱりお好しね」
そう笑顔で言われ、俺はの先まで真っ赤になってしまう。
「いや、本当なんですよ。俺、越しそばなんてもう何もべてないですし、全く気にしてないんで」
俺が顔を赤くしながら慌てて答弁すると、彩佳さんはし考えてキョロキョロと内を見回した。
そして、凍品のコーナーを見回して歩いてった。
彩佳さんは凍庫の扉をけ、1つの袋をに取った。
彼女は俺の方を振り返り、その袋を掲げて言った。
「じゃあこれ、うちで緒にべない?」
彩佳さんのには、し級そうな2の凍の鴨蛮そばが握られていた。
俺は突然の提案に目を丸くした。
「え、緒に?あ、彩佳さんのでですか?」
考が全く追いつかない俺を置いて、彩佳さんはさっさとレジに向かって歩いていく。
「うん。うちのマンション、ここからすぐくにあるから。べて終なくなるなら、タクシーで帰ればいいじゃん」
彩佳さんは、俺がので危惧していることと全然違うこと(交通段のこと)を配してくれている。
「いや、でも、独女性の1暮らしの部に、男の俺が夜に……」
コンビニをて、さっそうと夜を歩く彩佳さんをりで追いかけながら、俺が慌ててにすると。
広告
彩佳さんは俺の顔を見て笑いした。
「ちょっと待ってよ。31歳の君が、40歳のおばさんのにがって、何があるっていうの?くだらないこと言ってないで、ほらくよ」
彼女は俺の配をそうるく笑いばして、ずんずんと歩いていく。
「いやいや、おばさんだなんて、待ってくださいよ」
彩佳さんは自分で自分の魅力に全く気づいていないのだろうか。
40歳とは到底えぬ抜群のプロポーションと、誰もが振り返る美しい顔に、男なら憧れぬ者などいないというのに。
しかし、俺は応男としてちゃんと警告をした。
女性の1暮らしの夜の部に、男の俺が本当に入っていいのかと真剣に聞いた。
でも、丈夫だと笑って言ったのは彩佳さんだ。
「じゃ、お言葉に甘えてがらせていただこうじゃないか」
こんな社の部にけるようなラッキーなこと、俺のにはもう度とないかもしれないのだから。
俺はのできくを決して、彩佳さんのろについていった。
彩佳さんのむ級マンションの部に入った途端、ふわりと甘い匂いがした。
いつも会社で彩佳さんから漂ってくる、あの魅惑な甘いり、それが部全体に漂っている。
部のはすっきりと片付いており、物はそんなにくなく洗練されている。
「昨が掃除だったからね、綺麗でしょ」
広告
なんて言いながら、彼女はキッチンでお茶の準備をしてくれている。
「適当に座ってくつろいでて」と言われたので、俺はリビングのさなソファーにちょこんと腰掛ける。
社の部で2きりという状況に、落ち着かないことこのうえない。
しばらくすると、彩佳さんはマグカップに入った温かいお茶をテーブルに置き、さらにグラスとシャンパンのボトルをも持ってきた。
「夜君、お酒めるよね?こないだの忘会でたくさんんでたもんね」
彼女はコルクを抜き、素敵なシャンパングラスに琥珀の液体が注がれる。
シュワシュワと泡が弾けるよい音が、静かな部に響く。
そして、彩佳さんはグラスを俺の目のに差しした。
俺のグラスにカチンと自分のグラスをわせ、彼女は微笑んで言った。
「お疲れ様。今、夜君がいてくれて本当に助かったわ」
と、労いの言葉を言ってくれた。
その真っ直ぐな言葉だけで、臓が激しくドキドキしてしまう自分がいる。
俺は照れを隠すように、シャンパンを気に煽った。
俺がソファーに座り、彩佳さんはに置いたクッションにリラックスした様子で座る。
彩佳さんがいを崩しながら、ふといしたように尋ねてきた。
「そういえば夜君は、末始、実には帰らないの?」
俺は空になったグラスを置き、答えた。
「ああ、俺、実はもうお正の帰省は済ませて帰ってきました。始のがは、姉が実に来るので、すごくうるさいんですよ」