"女刑事が止めた息子夫婦宅の毒寿司" 第3話
私たちはしみに暮れる鈴を懸命に励ました。
同に、私たち自も分に気をつけようと、頃の活習慣を見直していたのだ。
しかし、劇はそれで終わらなかった。
父親のからわずかヶ、今度は鈴の母親がくなったのだ。
鈴の母親は、自宅の階段から転落したのだという。
そのまま識が戻ることなく、息を引き取ったのだとか。
打ち所が悪かったのだろうが、あまりにも突然の来事だった。
父親に続き、母親までて続けにくした鈴が憫でならない。
母親の葬儀の、鈴は黒い喪にを包んでいた。
彼女は気丈に振るい、涙をこらえながら祭壇のにっていた。
本当は、今すぐにでもい切り泣きしたいはずだ。
それでも鈴は参列者たちにをげ、挨拶を続けていた。
彼女は喪主としてのい役目を、でしっかりと果たしているのだ。
私はいたたまれなくなり、鈴のそばに歩み寄った。
私は彼女のを両で包み込むように握りしめた。
「私たちに慮はいらないから、困ったらいつでも頼ってちょうだい」
鈴はしだけ表をらげ、私に向かって々とをげた。
「ありがとうございます」
鈴は潤んだ目で私を見つめ、静かに答えた。
「そう言ってもらえるだけで、嬉しいです」
私とは、両親をくした鈴に本当の娘のように接することにした。
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これから先、彼女が亮太と喧嘩することもあるだろう。
もし子供がまれたら、慣れない子育てに悩むこともあるかもしれない。
そんな、私たちが彼女の最の方となり、支えてあげよう。
私たちは固くそう誓ったのである。
しかし、私のにはつ気がかりなことがあった。
それは息子の亮太のことだ。
な幸は連鎖するという言葉がある。
両親が相次いでくなった鈴の周りで、また次の幸が起きるかもしれない。
そうにった私は、亮太を呼び止めた。
私は亮太の顔を真剣な差しで見つめた。
「健康や事故には、分気をつけなさい」
私はい調で彼に注を促した。
亮太にもしものことがあれば、鈴は完全に独りぼっちになってしまう。
両親に先たれた今、鈴が頼れるのは夫である亮太だけなのだ。
亮太は私の言葉を受け止め、力く頷いた。
「ちゃんと分かってるから、丈夫だよ」
亮太は隣につ鈴の肩を引き寄せ、力く抱きしめた。
彼は決に満ちた表で、自分が絶対に彼女を守ると誓っていた。
それからというもの、亮太と鈴は頻繁に私たちのに遊びに来てくれるようになった。
は定期に私たちを夕に誘ってくれるようにもなったのだ。
その度に、鈴が腕によりをかけて料理を振るってくれる。
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彼女の作る料理は、そのどれもが美しかった。
鈴の庭な面を垣見ることができて、私たちはとてもんでいたのだ。
あるの夕、が亮太に向かって嬉しそうに声をかけた。
「いい嫁さんをもらって、亮太は幸せ者だなあ」
亮太は照れくさそうに笑い、きく頷いた。
「そうだろ。鈴と結婚して、本当に良かったよ」
鈴はパートをしながら計を助け、事も完璧にこなしているという。
その言葉通り、亮太ののはいつってもきちんと理頓されていた。
隅々まで掃除もき届いており、とても居が良い空だった。
鈴はの片付けをしながら、私の方を振り返った。
「今度、お母さんの料理も教えてください」
私は嬉しさのあまり、満面の笑みを浮かべて頷いた。
「ええ、もちろんよ」
私たちにとって、鈴に対する満などつもない。
私たち義理の親にまで細やかに気を遣い、いつでも笑顔で歓迎してくれる。
鈴は本当に、完璧な妻だったのだ。
亮太のことも献にしっかりと支えてくれている。
そんな鈴のに、私たちはから謝していたのである。
あるのこと、亮太と鈴からまた夕に誘われた。
私たちは約束のにわせて、亮太のへと向かった。
このは、鈴が亮太の好きなロールキャベツのレシピを教えてほしいというのだ。
私はスーパーで鮮な材を購入し、のを訪ねた。
玄関のチャイムを鳴らすと、鈴が嬉しそうな笑顔で迎え入れてくれた。