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"女刑事が止めた息子夫婦宅の毒寿司" 第4話

私はエプロンをにつけ、鈴と緒にキッチンにった。

横に並んで調理をめていると、これまでじたことのない幸福に包まれたのだ。

もし私たち夫婦の子供が娘だったら、こんな楽しみもあったのだろう。

私はそんな温かい像を膨らませていた。

鈴は真剣な表でメモを取りながら、懸命にレシピを覚えようとしてくれている。

鈴は鍋のの様子を確認し、私の方に顔を向けた。

「お母さん、これくらいでどうですか?」

私は鍋のを覗き込み、満げに頷いた。

「うん。いいじね」

鈴に「お母さん」と呼ばれることが、これほどまでに嬉しいとったことはない。

完成した料理を並べ、卓を囲んだ。

私たちはロールキャベツをわいながら、たわいない会話を楽しんだ。

その何気ないも、私はい幸せをじていたのだ。

そんな、鈴がふと箸を止め、くを見るような目をした。

「こんな庭が、理だったんです」

鈴はぽつりとそう呟いた。

詳しく話を聞けば、彼女が育った庭はそれほど環境が良くなかったらしい。

鈴は両親の激しく喧嘩する声に怯えながら育ったという。

常に親の顔を窺いながら過ごしてきた鈴は、自分の庭は絶対に笑顔の溢れる所にしたいとっていたのだとか。

彼女のこれまでの境遇をうと、私のは激しく痛んだ。

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鈴はし寂しそうな、しかし優しい表を浮かべて私を見た。

「だけど、両親のことは好きでした」

そう言って健気に笑う鈴が、私にはおしくてたまらなかった。

私は亮太の方を向き、彼を鋭く見据えた。

「ちゃんと切にしてあげなさいよ」

亮太は背筋を伸ばし、真剣な顔で頷いた。

「分かってるよ」

亮太にしっかりと誓わせながら、私も鈴を切にしようとに決めたのである。

しばらくして、計の針が夜のを回った。

計を確認し、ゆっくりとがった。

「そろそろ帰ろうか」

私は計を見て驚き、鈴に向かってげた。

「もうこんな。遅くまでごめんなさいね」

鈴はを横に振り、にっこりと微笑んだ。

「いえ、今もとても楽しかったです」

私は帰り支度をするに、お洗いを借りようと席をった。

用を済ませて洗面所からようと、私はドアのノブにをかけた。

ドアをけた、廊の奥で鈴が誰かと話で話している姿を見かけたのだ。

鈴は元を片で隠すようにして、声で何やら話している。

私は誰と話しているのだろうかと議にった。

そのまま部に戻ろうと、洗面所からを踏みした直だった。

鈴の押し殺したような声が、私のに届いた。

「今度は失敗しないわ。警察にバレないように、ちゃんとうまくやるから」

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その言葉を聞いた瞬、私の背筋にたいものがった。

私のに、急激なが湧きがってきたのだ。

私はわず、鈴に向かって声をかけていた。

「鈴ちゃん?」

鈴は驚いた表でビクッと肩を震わせ、私の方を振り向いた。

彼女は慌てて通話を切り、とっさに自然な笑顔を作った。

「なんでもありません!」

鈴は激しく否定し、逃げるようにそのったのだ。

私は廊取り残され、彼女のろ姿を見送った。

その異様な様子に、私はい違じた。

「警察にバレないように」とは、体どういうなのだろうか。

私は何も聞いていないのに、彼女は聞かれてもいないことを激しく否定した。

その過剰な反応もひどく気になる。

鈴が何か、よからぬ犯罪やトラブルに巻き込まれているのではないか。

私は得体のれない配に襲われたのだ。

しかし、そのは鈴に審なは見られなかった。

いつも通りの優しい笑顔で、私たちを見送ってくれたのだ。

私のただのい過ごしなのかもしれない。

そう自分に言い聞かせようとしたが、は消えなかった。

、私は亮太に話をかけ、このことを相談した。

私は受話器を握りしめ、言葉を選びながら話しかけた。

「鈴ちゃんが何か困ったことに巻き込まれているなら、ちゃんと相談に乗ってあげてね」

しかし亮太の声はるく、全く配する様子はなかった。

「分かったよ。

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