"女刑事が止めた息子夫婦宅の毒寿司" 第10話
その結果、亮太と鈴は私たち夫婦に対する殺未遂の罪で起訴されることとなった。
その、過の保険殺に関しても証拠が固まり、は再逮捕されたのである。
そのの裁判で、鈴は涙ながらに自分を弁護し始めた。
彼女は子供のから両親の激しい暴力を受けていたと主張したのだ。
いつか自分が殺されてしまうのではないかと、常に恐怖をじていたと語った。
それが両親殺害の犯のだというのだ。
夫に関しても、常なDVがあったと訴えた。
彼女は暴力に耐えられなかったと法廷で話している。
亮太は裁判ので、鈴の作り話を聞いてしまったのだ。
彼は同から、犯に協力することにしてしまったと証言した。
しかし、鈴の主張を裏付ける証拠は何つ見つからなかった。
仮に暴力を受けていたとしても、殺害という極端な段を選んだことは決して許されることではないのだ。
裁判は数に渡り、苦しい空気のでわれた。
亮太は勾留活ので、次第に静さを取り戻したようだ。
彼は自分の犯した罪のさと、正面から向きう様子を見せている。
しかし鈴は、相変わらず被害者識が抜けないようだった。
彼女は最まで自分の正当性を主張し続けていた。
く続いた裁判も、ようやく結審のを迎えた。
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裁判はに向かって、無期懲役の判決を言い渡した。
の犯はあまりにも勝なものである。
の命を軽く論じた、決して許されざる為として厳しい判決がされたのだ。
鈴は判決に納得がいかないと、すぐに告したようだ。
しかし、裁判所は彼女の訴えを退けた。
これにより、の刑が確定したのである。
の裁判を最まで見届けた私とは、法廷をた。
私たちのは、やりきれない気持ちでいっぱいだった。
それでも、が殺めてしまった被害者のためにも、私たちは懸命にきなければならない。
は空を見げ、私に語りかけた。
「これからは、自分たちのためにきよう」
私はの言葉に、く頷いた。
「そうね。被害者たちを弔いながら、にむしかないわね」
この先、刑務所ので亮太がどう更していくのか。
あるいは、悔ので朽ち果てていくのかは、すべて彼次第だ。
自分の犯した罪をから反省し、悔い改めるのであれば。
いつかまた、として再していくことができるだろう。
彼が刑務所からられるが来るのかどうかも、今はわからない。
しかし、彼を法廷にたせたことで、親としての最限の責任は果たしたとう。
今はそう割り切って、きていくしかないのだ。
すべての裁判が終わり、私とは警察署を訪れた。
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私たちは、捜査に尽力してくれた本の元を訪ねたのだ。
あの、ので本が声をかけてくれなければ。
今頃、私たちは違いなくこの世にいなかっただろう。
そして本がいなければ、亮太は今でも鈴の言いなりになって犯を続けていたかもしれない。
それをうと、本にはどれだけ謝してもしきれないのだ。
私たちは本に々とをげ、お礼を伝えた。
本は温かい笑顔で私たちを見つめ、尋ねた。
「これから、どうされるんですか?」
私はしだけ表をらげ、答えた。
「しばらく、旅にようといます」
今回の事件で、私ももにきすぎる傷を負った。
実の息子に殺されかけ、親子の縁を切ったのだ。
そのい傷が癒えることは、ないのかもしれない。
それでも、しでもしみを忘れられるようにと、で温泉旅にかけることにしたのだ。
亮太と鈴の恐ろしい事件が連報されてからというもの。
所のスーパーへ買い物にくのすら、とても辛かった。
世の好奇の目がたくじられ、息苦しささえじたのだ。
それでも、私たちは息子の罪と向きうしかなかった。
被害者の無をい、私たちは必に歯をいしばって耐えてきたのだ。
今、私たちのことを誰もらないくのに来ると、すべての圧から解放されたようでよい。
私たちは旅館の呂で、ゆっくりとお湯に浸かっていた。
ゆったりと流れる夫婦だけのは、々な苦しみを忘れさせてくれる。
いがけない、あまりにも過酷なスタートを切った私たちの老活。
だが、これからは夫婦でしっかりと支えってきていこう。
私は湯煙ので、の顔を見つめながらに誓った。
こうして、私たちの結婚活の第章が、静かに始まったのだ。