"失明を装った夫と結婚詐欺女の末路" 第3話
私はそのろ姿にを抱きながら続き、古びた待のい子に腰をろした。
まもなくして名が呼ばれ、連はい取りで診察のへと消えていった。
私は待に取り残され、最悪の事態を像してがたくなるのをじていた。
いが経過した、ようやく診察のドアがき、連が姿を現した。
てきた連はひどく気落ちした様子で、今にも倒れそうなくらい肩を落としていた。
私は弾かれたようにちがり、気を失った連の顔を覗き込んだ。
私は震える声で、医師からの診察結果を尋ねた。
連は焦点のわない目で宙を見つめ、絶望に満ちたいをいた。
「病名は難しくて忘れてしまったんだけど、性の悪い病気なのは確かみたいだ」
私は息を呑み、臓が鐘のように打つのをじながら次の言葉を待った。
連は顔を両で覆い、嗚咽を漏らしながら決定な宣告をにした。
「……このままでは、からず完全に失するって言われたよ」
連はついに膝から崩れ落ち、待の隅で子供のように激しく泣き崩れた。
私はその言葉を聞いて、元のが崩れ落ちていくようない絶望の淵に突き落とされた。
するがを失うという現実は、あまりにも残酷で受け入れがたいものだった。
これから先、今まで見ていた美しい景も、私の顔も何も見えなくなってしまうのだ。
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私は私たちの未来を像し、暗い恐怖に支配された。
もし今私たちに子供がまれたとしても、連はするが子の成する姿を自分の目で見ることができない。
病気のがければ、子供の顔すらることができない能性だってあるのだ。
私はそううと、連の運命が憫でたまらなくなり、界が涙で滲んだ。
私も声をして泣きそうになるのを必にこらえ、震えるで連の背をくさすり続けた。
私は自分自を奮いたせるように、連の元で力く励ましの言葉をかけた。
「絶対に丈夫だよ、連。私がずっとそばにいるから」
連は涙でぐしゃぐしゃになった顔をげ、すがるように私を見つめ返した。
私はさらに力を込めて彼の肩を抱き、迷いのない声で宣言した。
「これからの活のことは、全部私に任せてよ。仕事も無理して続けなくて丈夫」
連は私の言葉を呆然と聞きながら、さく震える肩を丸めた。
私は彼をさせるために、努めてるく自信に満ちた声で言い切った。
「私、それなりに稼いでいるからおの配はいらない。連は何も気にせず、治療だけに専してね」
連は私の決に満ちた言葉を聞いて、ようやく堵したような表を見せ、私の胸に顔を埋めた。
私はその瞬に、自分自のにい誓いをてた。
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たとえ連が完全に失してのできることになっても、私が彼の目となりとなって最までしっかりと支え抜いていくのだと。
そのも、私たちは連の故郷くの科へと、往復数かかる通院を繰り返した。
毎回私がを運転しなければならなかったため、私はその度に職の司にをげて休暇申請をした。
休暇はどんどん減っていったが、私はそのや負担をしも苦だとはわなかった。
私はただひたすらに、連の恐ろしい病のがしでも遅れることをの底からく祈っていたからだ。
私は元々徹底した現実主義であり、非科学な神頼みなど絶対にしない性格である。
しかし、連を救いたいで、私は柄にもなく目の病にご利益があるという方の神社まででを運んだ。
私はお賽銭箱のにち、何もに祈りを捧げた。
だが、私の必の祈りも虚しく、連の症状が改善する兆しは切なかった。
連の力は、まるで急な坂を転げ落ちるように悪化の途を辿っていった。
通院を始めてから3ヶ、ついに最も恐れていたがやってきた。
連の界は完全に真っ暗になり、完全に失してしまったのだ。
私はいしみに暮れたが、急速に悪化していく彼の様子を毎見ていたため、すでにのでは最悪の覚悟を決めていた。