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"娘の十七万円を愛人に貢いだ夫の末路" 第9話

これは誰かの悪戯か?本当に娘からのなのかと、宛名を何度も指でなぞって確かめたりした。

それは、の内容があまりにも、客観に見てらかに自然でおかしかったからである。

の文章は、こう続いていた。

『お父さん、お母さん、仕送りありがとう』

そこまではいい。

『毎1500円の仕送りでも、私はなんとか夫して頑張ってるよ』

私は、その数字を見るたびに、めまいがしそうになった。

『おかげで、卵をく買って、スクランブルエッグを作るのがすごく達しました。仕送りがなかったら、もやし活になるところだよ』

そういてあり、同封された朝の写真として、その貧相なスクランブルエッグが写っていたのだ。

「1500円って、どういうこと?」

私は、誰もいない部で、叫ぶように問いかけた。

そんなはずは、がひっくり返っても絶対にない。

だって、私は毎パートで稼いだおと夫の料をわせ、娘の留学活のために毎17万円というを、娘名義の指定された座に違いなく振り込んでいるはずなのだ。

1500円なんて、費にもならない、あまりにも非常識な額なはずがないのだ。

私は、混乱するを抱えながら、差に気をつけながら娘に直接国際話をかけ、事実を確認した。

私は、通帳を誰か悪い奴に預けたり、詐欺にあって個報を漏らしていないかと必に確認した。

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しかし、で娘は、私の疑いをく否定したのだ。

「え、17万も送ってくれてるの?そんな座だって、絶対に誰にも教えたことないよ」

娘の声には、真実の響きがあった。

「でも……」

娘は、言い淀んだ。

娘は何か、言えない事があるような、言いたげな雰囲気を漂わせていた。

私は、何があったのかとく追及したのだが。

「ううん、なんでもない。丈夫だから」と言って、話は逃げるように切られてしまった。

これは、ただの勘違いや違いじゃない。

私のらないところで、確実に何かきな裏があるに違いない。

私はそう直し、その夜、帰宅した夫にすぐさまこのの件を相談したのだ。

しかし、今度は夫のそのの言に、私はさらなる自然さを覚えることになった。

「どうせ、あいつは初めて親元をれた反で、気が緩んで遊び歩いているんだろう。りないからって、同を引こうとしているだけだ。あまり気にするな」

夫は、私の刻な相談を、ビールのグラスを片に、テレビのプロ野球継を見ながら、こちらを見向きもせずに言った。

夫の態度は、らかに片に私の話を聞いており、適当にあしらっているのが見え見えだった。

そして、「それ以のその話題には、これ以俺に触れるな」という、烈な拒絶の空気を全からしていた。

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私は、夫の横顔をじっと見つめた。

あんなにも1円単位の無駄遣いを嫌う倹約主義者の夫が、もし娘が本当に遊び歩いて浪費しているとったら、烈の如くり狂うはずだ。

それなのに、娘の解なや浪費の能性に対して、ここまで無関でいられるなんて、らかに自然で異常である。

それに、での、あのの娘の何かを恐れるような反応も気になった。

私は、夫の背を見つめながら、決を固めた。

これは、夫に任せておけない。私自で、徹底々調べる必があるなと、じたのだった。

それから、私がを起こし、涛の1ヶが経った。

そのは、夫の会社が休みである休だった。

夫は、いつものように昼からリビングのソファーに寝転がり横になりながら、ダラダラとテレビのワイドショーを見ていた。

私は、事をしているふりをしながら、夫の様子を窺っていた。

テレビのワイドショーでは、コメンテーターたちがに議論を交わしている。

昨今の社会勢において、庭内での男のがすっかりくなり、昔ながらの『亭主関』の代は、とうの昔に終わった過のものだ、という話題が流れている。

テレビの音声を聞いていた夫は、突然で笑い、満をにし始めた。

体、世のの男がだらしなさすぎるんだ。

もっと男がの主として、しっかり威厳を持たないといけないんだよ」

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