"娘の十七万円を愛人に貢いだ夫の末路" 第12話
「活費や、夫婦の共座は、であるあなたが全て管理しているし」
私は、夫のこれまでのやり方を非難するように言った。
「な通帳だって、あなたは私に見せないように、いつも肌さず鞄に入れて持ち歩いているものね」
私は、夫の警戒のさを指摘した。
「りりかへの仕送りも、いつもあなたが『俺がやっておく』と言って、仕事のにで済ませていたから、私は実際に振込細を見たことがなかったし、すっかり信用していたのに」
私は、裏切られた悔しさを滲ませて言った。
「い、いや、だからそれは誤解だ!別にその座を作ったのは、やましい理由じゃない!のりいから、ノルマのためにちょっと作ってくれと頼まれただけで……」
夫は、苦し紛れの、誰が聞いても嘘だとわかる見え透いた言い訳を並べてた。
「別に、員に頼まれたかどうかなんて、どうでもいい些細な問題じゃない?」
私は、夫の言い訳を酷に切り捨てた。
「番の問題なのは、切な娘の異国での活費を送せずに横領して、私には内緒で自分だけの隠し座を作って、おをプールしていたってことでしょ?」
私は、夫の罪を確に突きつけた。
「これじゃ、どんなやましいことに使うおだって、妻の私にバレずに隠し放題、使い放題ですもんね」
夫は、私の理詰めの追及に、もはや何も論理に言い返すことができないようだった。
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夫は、私と線をわせることだけは避けようと、顔を真っ赤にして、を睨むように俯いていた。
私は、そんな夫をさらに追い詰める言葉を投げかけた。
「本当に、羨ましいわあ。その若い彼女と、これまで随分とをお楽しみになったようね」
私は、わざとるい声で言った。
「その隠したおで、週末の旅でしょ?彼女にねだられたブランド品のバッグでしょ?」
私は、夫の痛いところを次々と突いていった。
「それに、記には夜景の見える級フレンチ。私やりりかには、あんなに1円単位でおを使うことに厳しくて、贅沢を許さなかったが」
私は、りで震える声を必に抑えた。
「よその女相には、気よく糸目もつけずにポンポンおを使うのね。本当に派な亭主関だこと」
「ちょっと待てよ!お、俺の個の座の履歴を、勝に見やがったのか!」
私のあからさまな挑発と、事実の暴に、さすがの夫も黙って耐えてはいられなかったらしい。
夫は、顔を真っ赤にして激昂し、獣のようにりした。
「おが今やっていることは、らかなプライバシーの侵害だぞ!」
夫は、指を差して私を鳴りつけた。
「いくら夫婦だからって、やっていいことと悪いことがあるだろうが!体、何の確たる根拠があって、俺が会社の輩の女に貢いでるなんて言うんだ!」
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夫は、まだシラを切ろうとしていた。
「の窓のが、そんなの倫を暴く探偵みたいな真似までするわけないだろうが!」
私は、そこで夫の浅はかさを嘲笑うように、にやりとたく笑った。
「ええ、あなたが言う通り、のは探偵ではないわ。だから……」
私は、エプロンのポケットから、あらかじめ用しておいた分い茶封筒を取りした。
「私が、ちゃんとしたプロの探偵事務所に依頼して、あなたの素を調べてもらったのよ」
私は、封筒から数枚の類の束を抜きした。
「あなたのここ最の全ての結果は、写真付きでこのに詳しく記してあるの」
私は、その類の束を、ソファーのの夫の目のにバサッと投げ捨てた。
「どうぞ、ごゆっくりご覧になってください」
私は、夫の直太のここ1ヶのを克に記録した、辺調査報告を突きつけたのだ。
「な、なんだいきなりそれは……ま、まさか……」
直太の顔は、りで真っ赤だった状態から、気に血の気が引き、のように真っ青になった。
夫は、が震えるのを抑えきれない様子で、恐る恐るその報告の表をめくり、の写真と文章に目を通していた。
そこには、夫が若い女性と腕を組んで歩く姿や、級レストランに入っていく姿が、言い逃れできないほど鮮に写っていた。
「き、気づいていたのか……ずっとから……」
夫は、報告を持つの力を失い、類をにバラバラと滑り落とした。