"鶏小屋の少女を閉じ込めた叔父と百億円の元孤児" 第6話
トマトに避けかけましょうか?」
俺は空を見げて頷いた。
「そうですね。じゃあ準備します」
をいじっていると、カリンがはしゃいだ声をげた。
「久則さん!ミミズさん、うひゃー、うねうねしてる!」
俺は笑いながらカリンのを撫でた。
「お、これはが元気な証拠だな」
に帰ってテンの散歩が終わると、3で川の字になって昼寝をする。
夕方、再び3で農園にき、に帰ってきて俺とカリンがテンの2回目の散歩へく。
に帰ってくると、ともかの作る美しそうな夕飯の匂いがしてくるんだ。
俺にとって、3と1匹で過ごす毎は、今までじたことのない幸せなだった。
それは、俺が昔両親と暮らしていたのような、温かく穏やかなだった。
俺は縁側に座り、夜空を見げながらので願った。
こんな活がずっと続けばいいのに。
ともかもカリンも、ずっとこのままいてほしい。
俺はこの、この暮らしのよさと共に、ともかの優しいところをしくっていた。
ちょっとネガティブだけど、素直ですぐにを信じるところ。
その全部を好きになっていた。
でも、俺はまだともかに自分の素性をかしていない。
もしともかが俺の本当の仕事や状況をったら、この関係は終わってしまうかもしれない。
俺はそんな漠然としたから、ともかに自分のいを伝えられずにいた。
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そんなある、が険しい表でうちにやって来た。
俺は庭先にた。
「どうしたんですか?」
は周囲を見回し、声を潜めて言った。
「それがな、ここ最このの農園が次々と荒らされているんだよ」
は顔をしかめた。
「朝、農園にっているに、空き巣に入られたもあるらしい。久則も気をつけろ。何かあってからじゃ遅いんだからな」
この、俺はちょっと嫌な予がしていた。
浩司はあの以来、うちに来ることはない。
ともかたちがどこにいるのか分かっているはずなのに、の集まりにもてこないようだった。
その方が分からないままだったんだ。
まさかこの起こる事件によって、俺とともか、そしてカリンやテンのがまたきすことになるなんて。
その、俺は朝くをて会社に向かうことになっていた。
俺はともかに向かって嘘をついた。
「今は農業セミナーがあるんです」
俺はをてから、途の公衆トイレでスーツに着替えた。
軽トラは途の駐に置き、会社が準備した級に乗り換えた。
のにもられたくないことから、ずっとこのスタイルを取ってきたのだ。
をる、俺は靴を履きながら声をかけた。
「じゃあ、ってきます」
ともかとカリンが笑顔で見送ってくれた。
「ってらっしゃい!」
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をようとした、ふと振り返った俺は注を促した。
「最空き巣がているみたいなので、戸締まりしっかりしておいてください。所のには俺がいないことは伝えているので、誰か来てもなくて丈夫です」
ともかは真面目な顔で頷いた。
「わかりました。気をつけて」
ともかたちはを振って俺を見送ってくれた。
俺が帰るまで何も起きないことを祈りながら、をらせた。
会社に着くと、直が笑顔で迎えてくれた。
「社、お久しぶりです」
俺は軽くを挙げて答えた。
「ああ、いつもありがとうな」
何気なく言った俺の言葉に、直は目を丸くした。
「社、でも打ちましたか?」
俺は苦笑いした。
「そんなわけないだろ。どうした?」
直はげさに驚いてみせた。
「だって、社からありがとうなんて言葉、今まで1度も聞いたことありませんよ」
俺はし照れくさくなった。
「それは言いすぎだろう」
直は嬉しそうに俺を指差した。
「ほら笑った。そんなことありえない」
直はし興奮気で話しかけてきた。
「そうかなあ。もしかして社、何かいい会いがあったんじゃないですか?」
その言葉が図すぎて、俺は顔が真っ赤になった。
直はニヤリと笑った。
「やっぱりそうでしたか。よかったな」
俺は誤魔化すように言った。
「なんだよ」
直は真剣な表になり、くをげた。
「社のご事は分分かっています。そので、俺は社がを許せると緒にを歩んでくれたらとずっとっていました」