"3200万円を隠した姑と「養ってやる」の夫" 第5話
『定期預満期のおらせ』
私はし議にった。
義父がくなった、義母の財産管理は全て夫が引き継いだはずだった。
義母はおのことは分からないからと、通帳も印鑑も全て夫に預けていたのだ。
活費や遣いは、夫が毎義母に現で渡していると聞いていた。
それなのに、なぜ義母個の宛名で、別のから満期のらせが届くのだろうか。
もしや、義母は自分でおを管理できるのに、できないふりをしているのか。
それとも、夫が私に嘘をついて、義母に額の現を握らせているのか。
私はハガキを裏返し、差の名を確認した。
それは私たちが普段使っているではなく、しれた町にある方だった。
さな違が胸の奥にまれた。
義母は本当に何もできない齢者なのだろうか。
私はハガキをリビングのテーブルに置いた。
その横には、先ほど私が印刷した活分担案が置かれている。
もし義母が、私に事を押し付ける裏で何か別の目を持っていたとしたら。
私は湯呑みに残っていたたいお茶を気にみ干した。
午分。
はすでに暗くなり、のたいが窓ガラスを揺らしていた。
玄関のドアがく音がして、夫が帰宅した。
夫の声は、いつものようにし疲れた響きを含んでいた。
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「ただいま」
しかし今は、その直に驚きの声が続いた。
玄関に積まれたままの布団を、ようやく夫が目にしたのだ。
朝は「起きたらやるだろう」と私に押し付けてていった夫。
その布団が、朝と全く同じ状態で放置されていることに戸惑っているようだった。
リビングのドアがき、夫が入ってきた。
夫はスーツのネクタイを緩めながら、私を見る。
「お、ずっと寝てたのか。布団そのまままぞ」
私はソファに座ったまま、静かに首を横に振った。
「寝てはいません。でも、私は洗わないと言いました」
夫はため息をつき、呆れたような顔をした。
「母さんがってるだろう。張らないでやってやれよ」
夫はいつもそうだ。
私が折れれば丸く収まる、そう信じて疑わないのだ。
私はちがり、卓ののを指差した。
「これを読んでください」
夫は怪訝そうな顔で卓にづいた。
そこには、サービス料の参考資料、活分担案、私の勤務表、そして綺麗に折り畳まれたエプロンが並んでいる。
最初は面倒くさそうに眺めていた夫の顔から、しずつ余裕が消えていった。
代の額、私がきした々の見えない労働のリスト。
そして、夫自の担当として割り当てられたしい分担表。
夫の目が『週に回の夕作り』という項目で止まった。
夫は顔をげて私を見た。
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「何だこれ? 俺に飯を作れって言うのか?」
私は静かに、しかしはっきりと答えた。
「私がやっていた事の部を分担しただけです」
夫は反論した。
「おな、俺だって仕事で疲れて帰ってきてるんだぞ」
それは私が予していた通りの言葉だった。
私は夫の目を見つめ、静かに問いかけた。
「私は疲れていないと、本気でっていますか?」
夫は瞬言葉に詰まった。
私の勤務表には、昨の朝から今の朝まで続いた異常な労働が記録されている。
それでも、夫は自分が番変だという識から抜けせないようだった。
夫は無理やり理由をつけた。
「それはおは事務だろ。俺とは責任が違う」
その言葉を聞いた瞬、私のので最の線がたく引かれた。
夫にとって私ののキャリアは、ただ座っているだけの楽な仕事だったのだ。
私がどれだけ数字のプレッシャーと戦い、どれだけ会社に貢献しているか。
そんなことは、彼にとってはどうでもいいことだった。
ただ、自分のの周りの世話をしてくれる便利なであってくれればそれで良かったのだ。
私は何も言い返さず、ただ静かに夫を見つめ続けた。
夫は私の線に耐えられなくなったのか、目を逸らした。
その、階からドタドタと音が聞こえ、義母がりてきた。
義母は夫の姿を見るなり、泣きつくような声をした。
「聞いてちょうだい! 美さんが急におかしくなったのよ!」
義母は私の用した分担表を指差し、夫に訴えかける。