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"「3人まとめて連れてけ」と年商1200万円の妻" 第12話

条件にうものは、駅の築浅のマンションだけだった。

賃はに28万円。

管理費込みで4つ部がある。

いけれど、このに毎している37万円が消えることを勘定に入れると、成りたない額ではなかった。

この1週で、私はかなかった理由を全部失うことになる。

113は祝だった。

優馬は塾の自習き、ナツキは朝から部活にた。

ゆいだけがに残って、居の隅で図の宿題をしていた。

の朝でもみよ子の血圧は測られる。

ゆいは8に廊を歩いていった。

朝からみよ子の部話が鳴っていた。

は従姉妹ので、に2度くらいかけてくる。

ふすまは閉まっていたが、みよ子の声はよく通る。

台所にいても内容が分かった。

みよ子が自げに話している。

「そうなのよ。かずやがね、全部面倒見てくれるから」

私は米を研ぐを止めなかった。

「病院もかずやが全部配してくれてね。あの子は昔から母親いなのよ」

病院を配しているのは私だ。

診察券の番号を控えているのも、予約表を財布に入れているのも、を取ってしているのも私だ。

みよ子の声がきくなった。

「お父さんの保険もね、あの子が私のために取っておいてくれてるのだから老配はないのよ」

その言で私のが止まった。

義父の竜吉がくなったのは7の2だ。

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葬儀の、かずやは類の束を持って何度かった。

私はそのを見ていない。

みよ子も見ていない。

見ていない者同士が、それぞれ違うものを信じている。

みよ子は、息子が母の老のためにを守っていると信じている。

私は、そのがどこにあるのかを考えようとしなかった。

考える権利が自分にあるともっていなかった。

その2つのい込みのに、このの7は乗っていた。

従姉妹のまでみよ子と同じ町にんでいた。

に1度は顔を見に来る。

そのが来るたび、みよ子は座卓に菓子を並べて言う。

「かずやが買ってきてくれたのよ」

買って来るのは私だ。

に駅に寄って、箱を選んで包んでもらって帰る。

嘘をつかれているわけではない。

ただ、私のが通った痕だけが話のから抜け落ちていく。

7かけて、このの物語から私の名は消えていた。

話が終わって、みよ子が居てきた。

みよ子が私に背を向けたまま言った。

「今はお赤飯にしてちょうだい。従姉妹が来週来るからその練習」

私は流しの方を向いたまま返事をした。

「はい」

このは台所にではない。

このに来てから7、鍋にをかけたのは数えるほどだ。

赤飯を炊くには、豆をの晩からにつけておく必がある。

の朝に言われてそののうちにさなければならない。

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私は昼のうちに豆を煮て、夕方には蒸し器をした。

文句を言う理由がなかったからではない。

言えば3ぶからだ。

夕方、ナツキが部活から帰ってきた。

ナツキが玄関で靴を脱ぎながら居の方を見ている。

「ばあちゃん寝てる?」

私はかしながら答えた。

「テレビ見てるよ」

ナツキは台所に入ってきて、蔵庫から麦茶をした。

それからこちらを見ずに言った。

「ママさあ」

「何?」

ナツキはコップの縁を指でなぞった。

「ばあちゃんに何言われても謝ってるじゃん」

コップに麦茶が落ちる音がした。

私は微笑を作って答えた。

「そうかな?」

ナツキが顔をあげた。

「そうだよ。すみません、すみませんって。ママ、何も悪くないのに」

私は返す言葉を持っていなかった。

謝るのは1番が収まる方法だからだ。

3事の拒否より、言の謝罪の方がい。

そうやってい方を選ぶ母親の姿を、ナツキが毎見ていた。

ナツキが呟いた。

「私あれ聞くと腹つ」

私は無識に謝った。

「ごめんね」

ナツキが半分だけ笑った。

「ほら、また謝った」

ナツキはコップを持って自分の部った。

ゆいはもっと直接だった。

その夜、がりのゆいが髪を拭きながら台所に来た。

ゆいが私を見て言った。

「ママ、パパってさ、ママにありがとうって言わないね」

私は皿を洗うを止めた。

「言ってるよ、たまには」

ゆいが首を振った。

「言ってないよ。

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