"親族席から消された母と24年目の離縁" 第7話
エプロンのポケットので、私のスマートフォンがく震えた。
画面を見ると、メッセージアプリに1件の通が届いている。
送信者はゆうとだった。
結婚式が終わった直、妻とホテルでくつろいでいるはずの帯だ。
私はしだけ躊躇したが、画面をタップしてそのい文章をいた。
「どうしてあんな事なことを、ずっと俺に黙ってたの」
その文を見た瞬、私の全からさっと血の気が引いていくのをじた。
「俺が本当の親じゃないってってたら、実母を親族席になんて呼ばなかった」
さらにメッセージは続く。
「俺だけが何もらなくて、式のずっとみんなからたい目で見られて惨めだったよ。けい子さんがもっとく言ってくれれば、こんな最悪な結婚式にはならなかったのに」
私は画面を見つめたままいため息をつき、たい画面を指でなぞった。
彼はまだ、自分が私を式から排除したという残酷な選択に切向きっていない。
必な報を与えられなかったから違えたのだと、自分を被害者の位置に置いている。
自分の結婚式という完璧であるべき台が台無しになったことへの満を、私にぶつけているのだ。
あの子のでは、親とは誰からまれたかという血縁だけで自に決まるものなのだろう。
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24、誰が責任を引き受け、誰が汗を流して活を支え続けてきたか。
そのみは彼にとって、ただの父親の妻がしてくれた親切なサービスでしかなかったのだ。
誰も裏切っていない、優しい自分のままでいようと必に責任を転嫁している。
私は彼を嫌いになったわけではないし、これまでのが嘘だったわけでもない。
しかしこの無自覚な甘えと自己正当化こそが、私を1番く切り裂いたのだ。
自分は悪くないと信じたいがために、24支えてきた私を平気で悪者にする。
私は返信画面を閉じ、メッセージをそのまま既読無にした。
私が与え続けてきた無条件の許しは、今で終わらせなければならない。
夜9を過ぎた頃、別の通が私のスマートフォンに届いた。
午に配した宅配業者からの、配達完の自通だった。
彼がこのに残していった荷物を詰めた、4つのダンボール箱。
それが、ゆうとのしいマンションの宅配ボックスに届けられたのだ。
同じ頃、産管理会社からも連帯保証変更の件で、彼に連絡がっているはずだ。
居のソファでは、かず彦がまだを抱えて唸り声をげている。
突然、かず彦のスマートフォンがけたたましい着信音を鳴らした。
画面にはゆうとの名が表示されている。
かず彦はビクッと肩を震わせ、すがるように私を見た。
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「けい子、俺なんて言えば」
私はややかに夫を見つめ返した。
「あなたにかかってきた話でしょう。自分でなさい」
かず彦は震えるで通話ボタンを押し、スマートフォンをに当てた。
静かな居に、話の向こうからゆうとのずった声が漏れ聞こえてくる。
「父さん、これ何だよ」
ゆうとの声はパニックに陥っていた。
「けい子さんから俺の古い荷物が全部送られてきたんだけど。それにさっき、管理会社からけい子さんが保証をれるってメールが来てたんだ」
ゆうとの声には、初めて確な焦りと、自分のが危うくなる恐怖が混じっていた。
「しい保証をすぐにてろって言われてるけど、嫁の両親に頼むなんて絶対に無理だ」
彼は必に父親にすがりついていた。
「そんなことしたら、うちの庭が異常だって嫁の親族にバレてしまうじゃないか。ちょっと待ってくれ。父さんからもけい子さんに言って、元のままにしてくれって頼んでよ」
話の向こうのあの子は、ようやく自分の元の全網が完全に消滅したことに気づいたのだ。
自分の放った言葉が、どれほど決定な破壊をもたらしたのかを、世体を失う恐怖を通してったのだ。
かず彦は顔面を蒼にし、私とスマートフォンのをき来するように線を泳がせている。
「俺に言われたって困るんだよ」
かず彦はついに耐えきれなくなり、息子に向かって責任を押し付けた。