"親族席から消された母と24年目の離縁" 第18話
私は隣のを見据えながら言った。
「データはほど送信します。予定通り次の正式な続きにんでください」
話の向こうで、田先が静かに、しかし力く頷く気配がした。
「わかりました。これ以けい子さんの名誉が当に傷つけられることを、見過ごすわけにはいきません」
先の静な声が、居に響き渡る。
「ご主が送った50万円の所がけい子さんの活費であること」
先は言葉を継いだ。
「そしてご主の主張が虚偽であること」
先は続きの内容を説し始めた。
「戸籍謄本と送記録のコピーを添えて、事実関係を正確に記した通を作成します」
先はきっぱりと言い切った。
「曜の朝1番で、相方のご両親へ直接、内容証郵便として送達する配をしましょう」
その言葉を聞いた瞬、ゆうとが弾かれたようにちがった。
「ちょっと待ってください。そんなが嫁の実に届いたら、俺の結婚活が終わってしまう」
ゆうとはスマートフォンに向かって叫んだ。
「嫁の両親は厳格なたちなんだ。俺たちが嘘をついていたとバレたら、婚されるかもしれない」
彼は私から端末を奪い取ろうと、を伸ばしてきた。
私は1歩ろへがり、彼の震えるをたく見ろした。
「もう遅れよ、ゆうと」
私は静かな声で、かつて息子であった青に現実を突きつけた。
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「あなた方が私を異常者にして事実を隠そうとしたから、私は自分の名誉を法に守るしかなくなったの」
私は話を持ったまま、さらに言葉をねた。
「これはもう、ののな揉め事ではないわ。法な続きの段階に入ったのよ」
私は再びスマートフォンに向かって話しかけた。
「先、通の送達をよろしくお願いします」
「承いたしました。粛々とめさせていただきます」
通話が切れ、居には再びい沈黙が落ちた。
ゆうとは両でを抱え、にへたり込んでうめき声をげた。
義理の親に50万円の所がバレれば、自分が棒の息子になる。
そして自分を守るために育ての母を異常者扱いして切り捨てた、卑怯なだと全てが呈するのだ。
「父さん、あんたが勝になんて引きして、余計な嘘をつくからだ」
ゆうとは突然顔をげ、ソファで震えているかず彦に向かって鳴りつけた。
「俺はただ、結婚式に実母を呼びたかっただけなのに」
彼は激しく父親を非難した。
「あんたがな隠蔽作なんてするから、全部嫁の実にバレることになったじゃないか」
かず彦もまた息子からの予の非難に、顔を真っ赤にしてちがった。
「なんだと。元はおがけい子を式から追いすなんて、馬鹿な真似をしたからだろう」
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かず彦は唾をばして言い返した。
「俺はおの体面を守るために、必でを被ってやったんだぞ」
かず彦は息子を指差した。
「おこそ、しは俺に謝してかばうのが筋じゃないのか」
2の醜い言い争いが、狭い居ので響き渡る。
ほんの数まで、私を排除することで固く結びついていた父と子の絆。
それは自分たちのに危険が迫った途端、あっけなく崩壊した。
相に責任を押し付けい、自分だけは助かろうと必に喚き散らしている。
私はその景を、まるでい国の来事のようにめた目で見つめていた。
しみや悔しさよりも、ただ底れぬ虚無だけが胸に広がっていく。
これが、私が24自分を犠牲にしてまで守りたかった族の正体なのだ。
私は2を残し、静かに居をて自分の部へと向かった。
部に戻った私は、押入れから黒い旅鞄を取りした。
もうこのに、私が留まる理由は1つも残されていない。
法な続きは、全て専のに委ねられた。
あとは縁と婚の調が、庭裁判所で粛々とめられるのを待つだけだ。
私は引きしから必最限の類と洗面用具を取りして、鞄に詰めていく。
ここから先の戦いは、をぶつけう族喧嘩ではない。
客観な事実と証拠に基づいた、徹な法続きに移するのだ。
彼らがどんなに泣き喚こうと、私が歩み寄って許すことは2度とない。