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"5足の男物スリッパと偽装不倫の罠" 第14話

ノートの最初のページに、今付を太くきくいた。

裕介は、のり子とマリカからの連絡を『文章のみ』に限定した。

話がかかってきても、なかった。

夜の9過ぎ、のり子から返事をしつこく求めるメッセージが届いた。

私は初めて、自分からく返信した。

『そのにいます。お話なら、玄関のカメラがいている所で伺います』

すぐに既読がついたけれど、のり子からの返事は来なかった。

数分、マリカから別の連絡が届いた。

『お母さんの気持ちを、しは受け入れてあげてください』

私は呆れて画面を閉じた。

2は、防犯カメラの作しているではできない話をしようとしているのだ。

そう考えた、私ので何かが決定に変わった。

もう、相の言葉を信じるために黙って待つのではない。

次に差しされるものが何であっても、私はみ込むに必ず確かめる。

そのための迎撃の準備を、静かに始めることにした。

翌朝、私は卓にきなを広げた。

端に付をき、その横へ起きた事実だけを系列順に並べた。

のり子が無断でへ入った

マリカが仕事部の寸法を測った

5のスリッパを靴箱で見つけた

甘いミルクティーを持ってくると連絡が来た

裕介は向かい側に座り、自分のスケジュール帳をいた。

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私たちは曖昧な記憶だけに頼らず、写真や映像のタイムスタンプと1つずつ照らしわせた。

裕介は予定表へ印をつけた。

「このは、俺が午8まで会社にいた」

私は保した映像の刻を読みげた。

「その1に、マリカさんが玄関へ来ています」

なら、夫婦の卓に母親を疑うような記録など置きたくなかった。

けれど今は、見ないふりをする方が、私たちの暮らしを完全に壊すと分かっていた。

、私たちは予約していたゆり法律事務所を訪ねた。

担当したのは、吉田という静な女性の弁護士だった。

私は婚届の写真と、の登記内容の類を見せた。

5のスリッパのと、を狙ったメッセージについても順を追って話した。

吉田先はすぐには結論をさなかった。

机ので指を組み、記録を何度も細かく確認した。

吉田先いた。

「未記入の婚届があるというだけで、勝続きがむことはありません。ただし、から追いす目で、虚偽の貞の事を作ろうとしているなら話は別です」

私は自分ので言った。

「私がに男を入れた形にされるかもしれない、と恐怖をじています」

言葉にしてすと、最悪の像が急に現実へとづいた気がした。

吉田先は静かに答えた。

「今はまだ、相を直接問い詰めない方が良いでしょう」

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吉田先確な指示をした。

「映像やメッセージは絶対に加せず、元の状態で保してください。しい来事があれば、そののうちに刻と状況を正確にいてください」

裕介がを乗りして尋ねた。

「母と妹に、へ来ないよう通せますか?」

吉田先は答えた。

「まずは文章で、訪問を断る確に相に伝えてください。それでも訪問が続くは、代理からの接禁止などの通を検討します」

1枚ので、すべてを魔法のように止められるわけではなかった。

それでも、私たちが次にすべき具体ははっきりした。

事務所のさな応接で、私たちは訪問を断るための文章もえた。

『事の同なくへ来ないこと』

『第者を勝に連れてこないこと』

『仕事部へは絶対に入らないこと』

裕介は、自分の名だけを差にして送ろうとした。

私はその文面を見て、はっきりと首を振った。

「あなたが母親を止める話だけにしないで。ここは私たち2です」

彼は頷き、文章の主語を『私たち』に直した。

には、『今の連絡はすべて文章で残すこと』も条件に加えた。

送信してもなく、のり子からりに満ちた返事が届いた。

『夫婦ので母親を締めすなんて、咲さんにかされたのね』

裕介は反射に反論を打ちかけたが、いとどまってを止めた。

吉田先は、返事をねずにそのまま保するよう勧めた。

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