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"5足の男物スリッパと偽装不倫の罠" 第16話

張のに、マリカと緒に伺います』とかれていた。

裕介は、自分の張がすでに取り消されたことをまだ伝えていなかった。

私も『来ないでください』とは返信しなかった。

弁護士の助言通り、訪問を受け入れるつもりは切ない。

ただ、2が具体に何をしようとしているのか、もうし泳がせて確かめる必があった。

私はICレコーダーの録音の保先を確認し、玄関と廊の映像が正しく残るかテストした。

それから、のり子へい返事を送った。

『お話は居で伺います。仕事部には絶対に入らないでください』

すぐにマリカのアカウントから過剰な反応があった。

『なぜ仕事部だけダメなのですか?』

私はその文を見て、打つ指を止めた。

最初から部へ入るつもりがなければ、気にする必のない自然な質問だった。

さらに数分、マリカは送った文を慌てて取り消した。

けれど、古い端末の通履歴には文章がそのまま残っていた。

消したつもりの言葉が、初めて私たちを守る盾に回った。

このやり取りで、私は2が欲しがっているのは単なる部ではないと確信した。

2の狙いは、私の部で何かが起きたように見せかける『偽装された現』だったのだ。

2過ぎ、卓に置いた古い携帯話がく震えた。

私は物音で目を覚まし、寝から廊た。

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画面には、のり子からのしい連絡が表示されていた。

『入りからベッドまで1枚に入るようにして』

そのな文は、私が読むにすぐ取り消された。

けれど、古い端末の通欄には文字がはっきりと残っていた。

裕介も目をこすりながら起きてきた。

画面を見た彼は、すぐに母親へ話をかけようとはしなかった。

裕介が呟いた。

「マリカに送るつもりだったんだとう。族の連絡先を違えて、俺の古いアカウントに送ったんだ」

私は端末を机に置き、表示された刻をノートの正面にいた。

削除された文も、別の携帯話で画面ごと証拠として撮した。

『入りからベッドまで』

それは、部の広さを測るための言葉ではなかった。

誰かが仕事部の扉のから、の様子を写真に撮るの構図の指示だった。

私たちは無言で仕事部へ移った。

裕介が廊側から扉をけ、私はベッドの脇にった。

入りから見ると、机のとベッドの半が同じ画面の枠内に収まった。

もしにあの5のスリッパを並べれば、複数の男ががり込んだようにも見える。

私は、あの柔らかい内履きを自分の元へ置いた。

これを履けば、廊を歩いてもほとんど音がしない。

マリカが欲しかったのは、活するためのこの部ではなかった。

なくとも、むためだけに広さを測っていたのではない。

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裕介の声は酷くかすれていた。

貞の現の写真を、作るつもりだったんだ」

私はすぐには頷かなかった。

推測と事実を混ぜてしまえば、相に言い逃れの余を与えてしまう。

そう見える材料が揃い始めただけだ。

まだ、実際に誰をへ入れるのかもわからない。

裕介はく唇を結び、古い端末を保用の透な袋へ入れた。

私たちはそのまま朝になるのを待ち、すぐに吉田先へ連絡した。

は、端末そのものを絶対に初期化せず、そのまま保管するように言った。

画面の写真だけでなく、通が届いたシステム刻も残す必があるという。

吉田先は慎に言った。

「この文面だけで違法な計画だと断定はできません。ただ、これまでの記録とわせれば、部当に撮する図はく疑われます」

裕介が尋ねた。

「母に直接確認してはいけませんか?」

吉田先は答えた。

「今聞けば、部の模様替えの話だったと適当に説するでしょう。相の嘘の返事を引きすより、次に相が何をするかを見た方が良い段階です」

話を終えると、朝のがカーテンの隙から細く差し込んでいた。

私はほとんど眠れなかったのに、だけは妙にえ切っていた。

これまで私は、のり子の最終な目は『』だとっていた。

私を婚させ、マリカをませることが終点だと考えていた。

けれど、を得るためには、そのに私を『貞を働いた悪い妻』に仕げなければならない。

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