"5足の男物スリッパと偽装不倫の罠" 第19話
警察署では、回と同じ担当者が話を聞いた。
録音を再すると、男性の声が入った部分でを止めた。
「この声だけでは、何の数かまでは分かりません。ただ、当の訪問者には分注してください」
担当者は、当に危険をじたの連絡方法を再確認した。
玄関をけるに、モニターで数を確認すること。
らない物を絶対にに入れないこと。
物を絶対ににしないこと。
私たちは自宅の位置と、訪問予定のを伝えた。
警察が常にので待するという話ではなかった。
ただ、相談記録が残り、緊急に事を説しやすくなった。
帰宅すると、玄関のカメラに見らぬ男が映っていた。
黒い着を着たの男が、のから表札を確かめていた。
男は呼び鈴を押さず、携帯話での観の写真を撮った。
その、誰かへ話をかけながらにれていった。
映像の刻は、私たちが警察署にいた頃だった。
のり子かマリカが、男たちに所をらせた能性があった。
私は怖さをじたけれど、すぐにカーテンを閉めて震えるだけでは終わらせなかった。
映像を保し、男の装とをノートに記録した。
所のあき子さんにも、「見らぬをへ案内しないように」と事を簡単に伝えた。
あき子さんは、同代の男を午にも見たと言った。
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「向かいのから、2階の窓の数を数えていたらしいの。産さんかとったけれど、名札も鞄もなかったわ」
あき子さんはし気悪そうに言った。
「誰かと話しながら、『寝る部はどこか』と聞いていたの」
私は仕事部の窓を見げた。
入りからベッドまで、1枚の写真に入る部。
親戚へ見せるための、偽りの貞写真を作る所。
見らぬ男は偶然通りかかったのではない。
なくとも、のの部の配置を確認する目で来ていたのだ。
午3頃、のり子から私の携帯へ話がかかってきた。
私はICレコーダーの録音を始めてから応じた。
「当は疲れているでしょうから、先にみ物を召しがってね」
のり子は普段よりも柔らかな、猫撫で声で言った。
私は淡々と答えた。
「話はそので構いません」
のり子は続けた。
「眠くなったらいつもの部で休めばいいわ。仕事部のベッドは、まだ置いてあるのでしょう」
私は机のの記録を見ながら、「はい」とだけ返した。
のり子は、私が仕事部に鍵をかける習慣があるかまで探りを入れて訪ねてきた。
私が言った。
「具が悪いは、鍵は閉めません」
受話器の向こうで、のり子のが擦れの音をてた。
「それならね」
のり子はすぐに別の世話へ移った。
『する理由』を尋ねるに、彼女は話を切った。
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その会話も、み物と部が1つの恐ろしい段取りに入っていることを示していた。
夕方、マリカから私へ連絡が届いた。
『当はのり子と2だけでく』とかれていた。
話で『5』という声を聞いたでは、その言葉を信じる理由は微もなかった。
私は『承しました』とだけ返した。
相がまだ、自分たちの計画に気づかれていないとう必があったからだ。
そのために、私は初めて表面だけ穏やかな返事を選んだ。
夜、裕介は居の机へさな録音を置いた。
操作を試し、私にも使い方を丁寧に説した。
彼は何度もを押した。
「危険をじたら、計画の全貌を確かめようとしないで、すぐに逃げてくれ」
私は答えた。
「分かっている」
証拠のために、自分自を危険に差しすつもりはない。
その言葉をにすると、私のに1本の太い境界線が引かれた。
以の私は、族の平穏を守るためなら、自分がすれば良いとっていた。
今は違う。
族という言葉を盾にして全を奪うを、族として受け入れる必はない。
その夜遅く、古い携帯話にマリカから文が届いた。
母親ではなく、裕介の古いアカウントへ送るはずのない内容だった。
『5には、写真だけと伝えました。触らなくていいとも言ってあります』
数秒、文は取り消されたけれど、通には全文が残っていた。
裕介は画面を見たまま、くい息を吐いた。
私は、5のスリッパを入れた箱へ線を移した。