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"5足の男物スリッパと偽装不倫の罠" 第20話

5の男たちは、もう像の確かな物ではなかった。

のり子とマリカは、実際に誰かと話をつけているのだ。

それでも2は、私たちが何もらないとい込んでいる。

だから私は、次に届くみ物をにしても、もう以のように黙ってみ込むことはない。

の朝、私は台所の流し台を綺麗に拭きげた。

滴も残さず、布巾で何度も同じ所を拭った。

かしていないと、に恐ろしい段取りばかりが浮かんでくるからだ。

玄関のカメラ、廊の映像、録音の位置。

そして、甘いミルクティー。

裕介は普段通りのに、スーツを着てた。

会社へ向かうふりをして、数分先の駐で待することになっていた。

玄関で靴を履きながら、彼は言った。

「無理はするな」

彼はドアの鍵を閉めた。

私は黙って頷くだけで、へ見送りにはなかった。

窓のに彼のが見えなくなるまで、って見送る余裕はなかった。

の机のに、さな録音を置いた。

作を確認し、ノートの正面へ刻をき込む。

玄関のカメラも、正常にを映していることを確かめた。

の映像が、仕事部の扉までしっかり映ることも再度確認した。

準備はすべてっていた。

それでも、体の奥にたいものが残っていた。

11、玄関の呼び鈴が鳴った。

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モニターを見ると、のり子とマリカが予定通りにっていた。

2とも、普段よりった品な装だった。

親戚の集まりへくような、落ち着いたよそきだった。

私は玄関の扉を半分だけけた。

「どうぞ」

のり子は穏やかな笑みを浮かべた。

「今をもらってありがとう」

マリカはに、らしい袋を持っていた。

に何が入っているかは、すぐに見当がついた。

2は靴を脱ぎ、廊がった。

私は先に居へ入り、机の向こう側へ座った。

私ははっきりと言った。

「仕事部ではなく、こちらでお願いします」

のり子は瞬だけ目を細めたけれど、すぐに笑顔へ戻した。

「ええ、今は話だけだから」

その言葉の裏に、別の黒い段取りがあることは分かっていた。

マリカは袋から、ミルクティーの入った容器を取りした。

なカップに、淡いの液体が入っていた。

マリカは机のにカップを置いた。

「甘いのが好きでしたよね」

私はを伸ばさなかった。

その代わりに、自分のお茶が入った湯呑みを自分のへ引き寄せた。

私は静かに言った。

「先に、お話を聞きます」

のり子は軽くため息を吐いた。

「警戒されているのね。これまでのことがありますので……」

私はそれ以しなかった。

マリカは子に座り、元へ線を落とした。

のつま先が、落ち着かない様子でモジモジといていた。

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のり子はゆっくりと言葉を選んだ。

「咲さんに謝りたくてきたの。のことも、言いすぎたとっているわ。でも、母親として配だったの」

私は答えず、彼女の言葉を最まで待った。

のり子は続けた。

「裕介は昔から、に流されやすいところがあるの。だから、しっかりした緒にいないといけないとっていた」

しっかりした

その言葉のに、私が含まれていないことはらかだった。

私は机ののノートを閉じた。

「それで、婚届まで用したんですか」

のり子のがピタリと止まった。

マリカが顔をげ、驚いて私を見た。

私は続けた。

「きよこさんから聞きました」

のり子はすぐに否定しなかった。

代わりに、自分の湯呑みへを伸ばした。

「……ただの、もしもののためよ」

私は線をさなかった。

「もしものとは、どんなですか?」

のり子は答えを選ぶように黙り込んだ。

その沈黙のに、マリカが焦ったようにいた。

「咲さんがのことだよ。話しいがこじれたらすぐにせるように……」

私はその言葉を、そのまま素直に受け取らなかった。

ていくが、すでに決まっている言い方だった。

私は静かに言った。

「私が提で、準備をしていたんですね」

のり子はようやく私を見た。

「そうなら、仕方ないでしょう」

その瞬、居の空気が変わった。

謝罪の言葉は、形だけのものだった。

マリカはミルクティーのカップを、私の方へツーッと押した。

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