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"5足の男物スリッパと偽装不倫の罠" 第24話

警察官はページをめくりながら、所々に付箋を張った。

すぐに結論をすためではなかった。

事実を分けて確認するためだった。

警察官が尋ねた。

「この5のスリッパは、どなたが購入しましたか?」

のり子は「らない」と言った。

マリカも最初は首を横に振った。

しかし、私が桜商用品で聞いた内容を伝えると、マリカの表が変わった。

主が記録を保管していることも話しました」

私が言うと、マリカはさく言った。

「買ったのは私です」

のり子はすぐに声をめた。

「マリカ!」

マリカは震える声で言い返した。

「でも、お母さんも緒にいたでしょう! 5りるって言ったのはお母さんだよ!」

のり子は黙った。

親戚のでは完璧にえていた顔が、しずつ崩れていった。

その、警察官の1がカップを証拠品袋に入れる準備を始めた。

を確認するため、任で預かります」と説された。

のり子は慌てて言った。

「そこまでする必はありません。私もめますから!」

警察官は淡々と答えた。

「今、む必はありません」

私はのり子のがカップへ伸びないよう、机から距を取った。

カップは、ただのみ物ではなくなっていた。

彼女たちの計画が、私の体へ直接触れようとした恐ろしい証拠だった。

マリカはそこで急に泣きそうな声になった。

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眠薬なんて私はらない! お母さんが、し眠ってもらうだけだって……」

のり子が子からがり、鳴った。

「黙りなさい!」

を打ったように静まった。

警察官の鋭い目がのり子へ向いた。

マリカは両元を押さえた。

自分が今、取り返しのつかない何を言ったかに気づいたのだろう。

警察官が尋ねた。

し眠ってもらうとは、誰に対してですか?」

マリカは答えなかった。

のり子も黙り込んだ。

私は自分のさく震えていることに気づいた。

けれど、その震えを隠す必はないとった。

底怖かった。

けれど、怖いと分かったままっていられることもあるのだとった。

警察官は、2をそので断罪するような言い方はしなかった。

「事を詳しく聞く必がある」と説し、任で署へ同するよう求めた。

のり子は最まで世体を気にした。

所に見られたら困ります。親戚にも説ができません」

裕介がたく言い放った。

「説が必なのは、そこではありません」

のり子は息子を睨んだ。

「母親をこんな目にわせて、平気なの」

裕介はしだけ目を閉じた。

「母さんが、咲をどんな目にわせようとしたかを聞いているんだ」

その言葉に、のり子は言い返せなかった。

代わりに、私へみがましい線を向けた。

「あなたが素直にめば、こんなことにはならなかったのに」

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その声はとてもさかった。

警察官が、その言葉を聞き逃さなかった。

「今の発言についても、で確認します」

のり子はハッとしてをつぐんだ。

言い逃れのための言葉が、また1つ致命な記録へ変わった。

やがて2は、警察官と共にた。

の男たちも、それぞれ事を聞かれることになった。

玄関の扉が閉まると、い静けさが戻った。

裕介はすぐに私へづかなかった。

彼はれた所から私を呼んだ。

「咲」

彼は言った。

「このに残るかどうかは、今決めなくていい」

私は居の机を見た。

カップが置かれていた跡だけが、丸く残っていた。

のり子の言い訳はまだ終わっていない。

マリカの責任転嫁も、これから続くだろう。

み物のも、まだ結果はていない。

けれども、今の私はまなかった。

そして、黙っていた理由を誰かに奪わせなかった。

翌朝、に何かの音が集まった。

窓のから控えめな話し声が聞こえてきた。

私は居に座り、玄関のモニター画面を見ていた。

には、のり子の親戚が3っていた。

きよこさんの姿もあった。

その横には、裕介の叔父に当たる正尾さんもいた。

昨夜のうちに、のり子が呼んでいたたちだった。

『嫁の本当の姿を見せる』

その言葉を信じて、わざわざ集まってきたもいるのだろう。

私は裕介を見た。

彼は玄関をけるに、く息を吸った。

「俺が説する。でも、咲が嫌ならには入れない」

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