"祖母の1000万円超を1220円にした兄嫁の末路" 第4話
むしろ、これまでの理尽な仕打ちに対するほんのしばかりの痛な反撃ができたという満すら覚えていた。
祖母がリビングに起きてきたのは、ちょうどお昼の鐘が鳴る頃だった。
昨夜の極限状態の疲労がしは抜けただろうか、顔も昨よりはいくぶん血が良くなっており、私はからほっと胸をなでろした。
私たちは、し遅めの朝兼昼を、温かい雰囲気ので緒に囲んだ。
お腹が満たされ、穏やかな空気が流れたタイミングを見計らって、私はついに、実でいったい何が起きているのかの核に迫る質問を祖母に投げかけてみることにした。
もちろん、私の隣には頼もしい夫である幸もしっかりと座ってを傾けている。
そして、祖母のから語られた真実は、私の像の斜めをく、あまりにも惨で残酷な搾取の物語だった。
母が入院して実から姿を消した直から、祖母の獄のような々が始まったのだという。
兄夫婦は、祖母を1階の使い慣れた部から制に追いし、2階の奥まった所にある、元々はガラクタの物置としてしか使われていっていなかったさな部へと閉じ込めた。
「から鍵をかけられるから、それが番確実だって言われてね……」
祖母はかすれた声でそう言った。
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「昼に私が1でのをうろちょろして、転んで怪でもされたら自分たちの介護の負担が増えて面倒だ、というのがあいつらの言い分だったよ……」
だが、部のから鍵をかけられてしまうと、致命な問題が発する。
そう、部のにトイレがしないため、理現象に対処できなくなってしまうのだ。
祖母がその切実な問題を涙ながらに訴えると、兄夫婦は部の鍵をかける代わりに、なんと2階へがる階段のに頑丈な製の柵を勝に取り付けてしまったのである。
その結果、祖母は1階へりる自由を完全に奪われ、2階の狭い廊とトイレの周辺だけで活することを余儀なくされた。
「あれ? おばあちゃんの本来の部って、確か1階の庭に面した当たりの良い縁側のある部だったよね?」
私は疑問にい、わずそう確認した。
実をい返せば、祖母の部はいつも差しが差し込むかい特等席だったはずだ。
祖母はしそうにシワだらけの目を伏せ、さく頷いた。
「そうだよ……。だけど、母さんがいなくなった途端に、あの部はあいつら夫婦が自分たちの寝として勝に占拠してしまったんだよ……」
現、祖母の荷物はすべて、庭の片隅にあるがしのげないようなボロボロの物置に、まるでゴミのように無造作に放り投げられているのだという。
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「私を2階の狭い空に閉じ込めて、きが取れなくしたあと、あいつら2は私の部に入り込んで、私の私物を勝に漁りまくっていたようなんだよ……」
それだけではなかった。
数、兄夫婦は祖母の切な通帳と実印をこれまた引に持ちし、徹な目をしながらこう言い放ったという。
「おばあちゃん、今すぐ全てののキャッシュカードをここにせよ」
祖母が恐怖に震えながらも必に拒絶すると、なんと兄夫婦は丸もの、祖母に対して事を切用せず、まずわずの放置プレイを敢した。
このままでは本当に飢えにさせられるかもしれないという、命の危険を肌でじ取った祖母は、泣く泣く全てののキャッシュカードを差しし、厳に管理すべき暗証番号までも無理やり教えさせられてしまったのである。
「浩司も、昔はあんなたいじゃなかったんだよ……。本当に優しい、いい子だったのにねぇ……」
祖母はい目をしながら、痛ましい溜息をついた。
「だんだんと、あのリツ子って嫁に完全にのを毒されて、操られていっちまったんだよ……」
祖母はそう呟きながら、こらえきれずに再び粒の涙を流した。
この連の悪質な犯の首謀者は、違いなくあの欲な兄嫁のリツ子である。
元々、入院の母自も負けず劣らず気がく、嫁であるリツ子にとって母のはの、目ののたんこぶのように煙いものだったに違いない。