"7歳の孫に大人用包丁を握らせた姑の末路" 第11話
私たちはベッドの横に座り、の顔を優しく見つめた。
最初は、はを固く閉ざし、なかなか真実を話したがらなかった。
しかし、私と踏はのを優しく握り、懸命に自分たちの気持ちを伝えた。
私はの目を真っ直ぐに見つめ、力く言葉を紡いだ。
「ママとパパはね、何があってものことが好きよ」
私はのさなを撫でながら、さらにを込めて言った。
「世界で番、あなたのことが好き」
は私の言葉を聞いて、げに瞳を揺らした。
はか細い声で、私に確認するように尋ねた。
「本当……?」
踏もの反対側のを握り、優しく温かい声をかけた。
「そうだよ」
踏は微笑みながら、にを与えた。
「は、パパとママの宝物なんだよ」
は私たちの言葉を何度も噛み締めるように聞いていた。
そして、ようやくの底からしたのか、瞳から涙を溢れさせた。
はぽつりぽつりと、義実での来事を話し始めたのだった。
は震える声で、義母からの仕打ちを告した。
「おばあちゃんに無理やり包丁を持たされて、キュウリをく切る練習をしなさいって言われたの」
私はのから語られた事実に、を疑った。
なんと義母は、まだ7歳のに鋭い用の包丁を無理やり持たせていたのだ。
そして、キュウリ1本を20秒以内に素く切る練習を、ひたすら反復させていたらしい。
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私は像を絶する状況に、言葉を失った。
はこれまで、キッチンでピーラーしか持ったことがなかった。
そのため、は包丁が怖くて、どうしてもやりたくなかったという。
しかし、義母は泣きそうなを容赦無く声で鳴りつけた。
そして、のに用の包丁を無理やり握らせて、作業を制していたとのことだった。
私はりで体が震えるのをじながら、に聞き返した。
「無理やり、そんなことをさせられていたの?」
私が驚きとしみを持って尋ねると、は涙を流しながらこくりと頷いた。
「うん。おばあちゃんのことが、とても怖かった」
は当の恐怖をいしたのか、肩を震わせた。
「だから、やるしかなかったの」
加えて、義母の指導は常軌を逸していた。
義母はがしでも包丁の扱いをミスすると、すぐに厳しく声で叱りつけた。
そのため、は毎回極度の緊張状態ので、恐怖に震えながらキュウリを切っていたのだ。
私は全ての謎が解けた気がした。
そのため、義実から帰るは、いつも極度のストレスと緊張で顔が赤くなっていたのだ。
そして、庭科の授業に突然倒れてしまったのも、やはり義母が原因だった。
授業で包丁を握った瞬、義母に鳴られた記憶がフラッシュバックしたのだ。
包丁のたい触から、「失敗してはいけない」
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というい恐怖を呼び起こしてしまった。
その極度の精神ストレスによって貧血を起こし、倒れてしまったのだった。
は私のを両でく握り返し、涙声で言葉を続けた。
「私ね、おばあちゃんとの料理は怖くていつも嫌だったけど」
はしだけ角をげ、私を見つめた。
「ママと料理をするのは好きなの」
は私の顔を見て、したように微笑んだ。
「ママはいつも、私を褒めてくれるから」
は踏の方も向き、嬉しそうに言った。
「パパも、私とママが作ったご飯をいつも美しいって言ってくれるから」
は涙を拭いながら、最にこう言った。
「すごく嬉しかった」
私はの健気な言葉に胸を打たれ、涙がこぼれ落ちそうになった。
私はを優しく抱きしめ、背をさすりながら言葉をかけた。
「、話してくれてありがとう」
私はの顔を見つめ、ずっと気になっていた疑問を投げかけた。
「どうして今まで、ママやパパに話せなかったのか、理由を聞いてもいい?」
私はなぜがこれほど苦しんでいたのに、私たちに今まで話してくれなかったのか、議でならなかった。
私はを責めないように、極めて優しく尋ねた。
はうつむき、さな声で理由を話し始めた。
「それは、おばあちゃんから言われていたから」
は義母から受けた呪いの言葉をにした。
「『料理のな子は、ママに嫌われるよ』って言われていたから」