みかん小説
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"4回の救急着信と1ヶ月後の離婚宣告" 第8話

さらに1

『何してる』

送った。やはり既読かない。昨の1に尚弥のメッセージだけが増えた。

『お幸せに』

『みお、話しろ』

『何してる』

尚弥は画面を見続けた。

さやが戻ってきた。

「どうしたの?」

話が繋がらない」

「みおさん?」

「ああ」

「寝てるんじゃない? 今本は夕方だ」

「じゃあ仕事とか……」

源まで切らない?」

「充切れたんじゃない」

尚弥は返事をしなかった。どれもあり得る。なのに1つも納得できなかった。さやは慎に言った。

「昨のことで本当にってるだけじゃない?」

尚弥はがった。

「戻る」

「ホテルに?」

本に」

さやが目を見いた。

「え……今の便を取るの?」

「ちょっと待ってよ、まだ2残ってるよ」

尚弥は川へ話をかけた。1度で繋がつた。

「社

「ああ、今夜1番い羽田便を取れ」

「今夜ですか?」

「そうだ。予定していた便はだが変更しろ」

川が拍置いた。

「お2分でよろしいですか?」

尚弥はさやを見た。さやも尚弥を見ていた。

「2分空いてなければ別でもいい。俺の席を先に取れ」

「承しました」

「取れたらすぐ送れ」

話を切った。さやががった。

「なおや、本気?」

「本気だ」

話が繋がらないだけで……」

瞬尚弥自が止まった。朝からずっとみおはすねているだけだと言っていた。数放っておけば戻る。婚なんてしない。そう言い切っていた。今自分のからたのは逆だった。

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こんなことはしない。さやも気づいた。

「さっきまでってるだけだって言ってたじゃん」

「状況が違う」

「何が違うの?」

「ずっと連絡がない」

「たった1でしょう?」

源も切れてる」

「それだけ……」

さやの声がくなった。さやは歩引いた。尚弥は続けた。

「俺は帰る」

「私1で残るの?」

緒に帰りたいなら帰れ」

「そういう言い方しなくてもいいじゃん!」

「今はやおを構ってるじゃない」

さやの顔がくなった。

「みおさんが連絡しないだけでそんなに慌てるんだ」

「慌ててない」

「慌ててるよ!」

「もういい」

「昨は何しても最は戻るって言ってたのに……」

さやを睨んだ。

「だから何だ」

「別に……」

さやは黙った。

「帰ろう」

「私もく」

ホテルへ戻るまで尚弥は何度もみおへ話した。繋がらなかった。川から夜便を確保したという連絡が来た。ホテルに戻ると尚弥は荷物をまとめた。さやがクローゼットので言った。

のレストランキャンセルしないと……」

「任せる」

「ヨットも途で戻ったし……費用は払う」

「おの話してない」

尚弥はシャツをスーツケースに押し込んだ。さやがづいた。

「なんだよ」

「私を連れてきたこと悔してる?」

尚弥のが止まった。

「今それ聞くか?」

「だって急に全部変わったから……」

「みおの無事を確認したいだけだ」

「無事って、何も起きたって決まってないでしょう?」

その通りだった。

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尚弥は何もらない。ただ話が繋がらないだけ。ただ晩メッセージが来なかっただけ。それなのに胸の奥に落ち着かないものが残っていた。

「確認したら終わる」

尚弥は言った。

ってるならそれでいい」

さやはさく息を吐いた。

「じゃあ何もなかったら、旅やり直す?」

尚弥は答えなかった。

空港へ向かうでもみおから連絡はなかった。搭乗でも尚弥は何度もラインをいた。未読のまま内に入る直もう1度発信した。自音声。尚弥は切った。さやがろから見ていた。

「まだない?」

「ああ」

乗ったらしばらく話できないよ」

「分かっている」

「だったら井さんに聞いたら?」

尚弥は振り返った。井富美子、鎌倉の黒川のことを見てきただった。みおもっているし番号もっている。朝から何度も考えたのにそこへ話する発がなかった。みお本るべきだ。そんな気持ちがまだどこかに残っていた。

本についてからでいい」

尚弥はそう言った。さやは何も返さなかった。

陸した。セントーサの灯りがざかる。尚弥は座席にく座った。眠れなかった。目を閉じると昨のラインがてきた。『お幸せに』。そのに送った自分の文章もした。『来ないなら好きにしろ』『で拗ねるな』『俺を巻き込むな』。

尚弥は1度だけ画面の消えたスマートフォンを握った。もしみおが本当にっているだけなら会えば済む。謝る必があるかは分からない。

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