みかん小説
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"4回の救急着信と1ヶ月後の離婚宣告" 第15話

尚弥は集治療へ戻った。今度はベッドの横に座るだけにした。

「みお……」

返事はない。

「昨の会社のこと、聞いた……」

自分で話し始めてすぐ止めた。聞こえているか分からない相に謝罪を並べるのが急に卑怯にえた。

「起きたら話す」

それだけ言った。

ると受付のくがし騒がしかった。さやが戻っていた。病院のスタッフと話している。

「だから黒川尚弥に会いたいだけです!」

「患者さんとのご関係を確認できませんので、治療エリアにはお入りいただけません」

「さっきまで緒にいたんです!」

「申し訳ありません」

尚弥が歩いていくとさやが気づいた。

「なおや……!」

スタッフが振り返る。「おいですか?」

尚弥は答えた。

「はい……でもには入れないでください」

さやの顔が変わった。

「なおや、話してよ!」

「さっき話した」

に言っただけじゃん!」

「ここで騒ぐな」

「じゃあで!」

尚弥はロビーの端へ移した。入りはあった。2とも声は抑えた。さやが先にった。

「アパートの話、本気なの?」

「本気だ」

「急すぎるよ……」

「契約に沿って終わらせる」

活費も?」

「俺がすのはやめる」

さやは尚弥を見た。

「昨まで必だって言ってたじゃん!」

「何が」

「私には1で抱えさせられないって……」

「もうその話はしない」

「みおさんが事故にあったら全部なかったことなるの!?」

「さや……」

「私何尚弥のこと見てきたとっての!」

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「声をげろ」

「私の方が先にってた! みおさんよりずっとから……!」

尚弥の表が固くなった。

「それが今何の関係がある?」

「あるよ!」

さやの目に涙が浮かんだ。

「尚弥だって結婚してからも私のこと気にしてたじゃん!」

「だから……」

「だから急に私だけ捨てるみたいにしないで!」

「捨てるも何も、俺たちは夫婦じゃない」

さやの顔が止まった。尚弥自も言ってからその言葉を聞いた。夫婦。自分にはみおがいた。そのみおをずっと回しにしていた。さやが唇を噛んだ。

「じゃあみおさんは……」

尚弥は顔をげる。

「何が」

「助かったとしても、今までみたいには戻れないんでしょう?」

「何を言ってる……」

「だっても打ってるんでしょう? ずっと寝たままかもしれないし……」

「やめろ」

「私違ったこと言ってない!」

「やめろ!」

さやの声もくなった。

「そもそもあんなに1したのはみおさんでしょう!」

尚弥の目が変わった。さやはまだ止まらない。

「仕事だったとしても自分でくって決めたんじゃない! 事故なんて誰にも予できない。それを全部私たちのせいにするのおかしくない!?」

「私たち……?」

尚弥が聞き返した。さやは瞬止まった。

「尚弥も含めてって……」

「さっきは自分のせいにするなと言っただろう」

「だってそうでしょう!」

「今度は俺まで緒にしてみおのせいにするのか?」

さやの顔が歪んだ。

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「じゃあ何言えばいいのよ……!」

「何も言うな、なおや……」

「みおのこと以、おの都で評価するな」

「私はただ……!」

「事故にあったに自分で言ったんだから仕方ないというならもう話すことはない」

さやは黙った。尚弥は続けた。

「みおにづくな。話もラインもするな。病院にも来るな」

「そんな権利あるの……?」

「病院が患者との関係を確認できないを治療エリアに入れないと言ってる。俺の命令じゃない」

さやは言い返せなかった。尚弥は最に言った。

「支払いのことは川から契約に沿って連絡させる」

さやが笑った。今度は泣きながらだった。

「結局、おで全部終わらせるんだ……」

尚弥は答えなかった。さやは顔を拭いた。

「分かったよ……」

数歩歩いてまた止まった。でも、なおや……。

尚弥は振り返らなかった。

「みおさんが助かっても、あなたのこと許すとう?」

尚弥の肩が止まった。さやの声はくなった。

「自業自得じゃない。あなたも、みおさんも……」

振り返った。さやはその目を見て瞬ひるんだ。尚弥が何と言った?

「私は……みおまで自業自得だと言ったのか?」

さやは答えなかった。ロビーの受付にいた職員がこちらを見た。尚弥は声をあげなかった。

「帰れ、なおや。もうみおにづくな」

さやは何か言おうとした。尚弥は待たなかった。受付の職員にげた。

「騒がせてすみません」

そして治療エリアへ戻った。さやは追ってこなかった。

そのの夕方、森川が尚弥を呼んだ。

「黒川さん」

尚弥はすぐった。

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