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"年収400万円の総務担当と6000万円の顧問契約" 第26話

契約はどこにサインをすれば?」

林さんはその様子を隣でずっと記録していた。

帰り、彼女は興奮して言った。

「佐藤さん、3つのプロジェクトであなたに同してきましたが、クライアントがこんなにも率直で契約を決めるのを見たのは初めてです」

私は静かに答えた。

「製品が本物の問題を解決しているからです。プレゼンのの架空の問題ではなくね」

製品がローンチされて最初の、私たちは12社のクライアントと契約し、の売は1800万円になった。

決してきな額ではない。

だが、7だけのスタートアップにとっては、分にきていける数字だった。

共同創業者であるさんは、主に会社の戦略と資調達を担当していた。

ある社内の定例会議で彼は言った。

「エミさん、ワイズシップがのオペレーションSaaSと最も違う点は何だか分かりますか?」

私は尋ねた。

「何です?」

彼は説した。

の製品は、技術者が像した能の寄せ集めだ。だが、あなたの製品は実際に12も現でオペレーションを担当してきたが、1つ1つのをそので踏みながら作ってきたものだ」

彼は結論を述べた。

「だから、々の本当の参入障壁は技術ではない。経験です。そしてこの経験は、誰にも真似することはできない」

私はく頷いた。

真似することはできない。

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その4文字が、商事で過ごした私の12を静かに慰めてくれた。

その夜、ゆいが私のために夕を作ってくれた。

彼女はもう3で、受験勉で忙しいはずなのに、毎週末1度だけキッチンにつことを続けていた。

彼女は料理を並べながら尋ねた。

「お母さん、今の会社何いるの?」

私は答えた。

「7よ」

彼女はし笑った。

は1商事の8つの部署を支えてたんでしょう。今、7で1つの製品を作ってる。しはリソース配分がまともになったんじゃない?」

私は娘を見つめた。

「もしかして、の私があまりにもバカだったって皮肉を言ってるの?」

彼女は真面目な顔で答えた。

「うん。お母さんが今、ようやく普通になったって言ってるの」

この子は々、私よりもずっと鋭いことを言う。

ワイズシップテクノロジーが設されて半が経つ頃、契約クライアント数は100社を突破し、売は8000万円を超えた。

さんは、シリーズAラウンドの投資との面談を始した。

最初に々に接触してきたベンチャーキャピタルは、ブルーオリジンキャピタルと名乗った。

そのパートナーである松田さんと名乗る女性は40代半ばで、過に3社の企業を育てげたという実績の持ち主だった。

松田さんはワイズシップのオフィスに半した。

彼女はプレゼン資料も見ず、財務データもほとんど見ず、ただ製品の管理画面と実際のクライアントからのフィードバックだけをじっと見ていた。

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通り見終わった、彼女は私に尋ねた。

「佐藤さん、あなたの製品のクライアント継続率はどのくらいですか?」

私は即座に答えた。

「92%です」

彼女はしたように言った。

「同業社の平均は60%から70%といったところです。なぜあなたの製品はそこまでいのですか?」

私は理由を説した。

「私の製品は、能を売っているのではありません。ソリューションを売っているからです。各クライアントが契約する際、私のチームは3かけて彼らの業務を徹底に調査します。そして彼らの実際の業務フローにわせて、製品のテンプレートをカスタマイズするのです」

彼女は頷いた。

「それはいわば、コンサルティングサービスをSaaSプロダクトに組み込んでいるようなものですね。それは非常にのかかるやり方ですね」

私は同した。

「最初の設定は確かにそうです。ですが、1度その調を終えれば、クライアントの製品への定着率はまります。なぜならそのツールはもはや彼らのビジネスの部になっているからです」

彼女は、私を見つめていた。

「佐藤さん、失礼ですが今おいくつになられましたか?」

私ははっきりと答えた。

「44歳です」

彼女はし驚いたように言った。

「その齢でテクノロジー企業を起業するCEOは、そうくありませんね。

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