"結婚初夜の義父不倫と20年目の毒殺計画" 第12話
迫り来る達也の腕を内側から弾きばした。
達也がの抜けた声を漏らした。
「え?」
私のはすでに彼のを正確に捉えていた。
そのまま関節を逆に極め、テコの原理を利用して彼の体を宙に浮かせた。
いフローリングのにいきり叩きつけた。
ドボォーン!
達也は肩からに激突した。
「ぎゃー!」
カエルが潰れたような鳴をげて悶絶する。
から転げ落ちたスタンガンを、私は革靴の踵で無造作に踏み砕いた。
さやかが切り声をげた。
「な、何よこれ!?ひろしさんが達也さんを……」
院も目をひん剥いてずさりした。
「ば、バカな……」
私はく酷な声で言った。
「よく喋るな、達也。流証券マンの浅恵で作ったずさんな計画のくせに、自信だけはらしい」
私のからたのは、いつものおどおどした気な声ではなかった。
をうようなく酷な、私の本当の声。
その声と、瞬で達也を制圧した私の姿に、さやかたちは幽霊でも見たかのように震えがった。
私は続けた。
「貴様ら親子が20に母さんを毒殺し、今度は父を殺して財産を奪おうとしていることなど、とうの昔に調べがついている」
院が青ざめた顔で鳴る。
「な、何を言っているんだ!証拠もないくせに、でたらめよ!」
私はポケットから自分のスマートフォンを取りした。
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「証拠ならほどあるよ」
画面を数回タップした。
リビングの壁に掛けられた65インチの型スマートテレビの源が突然入った。
画面にある映像とデータが次々と映しされた。
達也の裏座からの違法薬物密輸組織への送履歴。
総病院の極秘サーバーに隠されていた裏資の帳簿と診断の偽造記録。
そして昨夜私が仕掛けていた隠しカメラが捉えた、達也とさやかの殺害計画の音声付き映像。
院は愕然とした。
「な、なんだこれは……なぜうちの病院のオフラインサーバーのデータがおのに……」
私は答えた。
「俺にとっておたちのセキュリティなど障子よりもい。俺をただの貧乏営業マンだとっていたのか」
私は彼らを見据えた。
「残だったな。俺は国内最のサイバーセキュリティ企業のオーナー社だ」
私が真実を告げると、達也もさやかも絶望で顔を真っにして固まった。
私は顎でしゃくった。
「ついでに教えてやろう、院。おのスマートフォンを見てみろ」
院のポケットので携帯話がけたたましく鳴り響いた。
震えるで話にた院の顔が瞬にして気に変わる。
話からの病院スタッフの鳴は、静まり返ったリビングに丸聞こえだった。
『い、院変です!今病院に警察と京検特捜部が踏み込んできました!殺と横領の容疑で院に逮捕状がていると……!』
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私が神崎弁護士を通じて数に、全てのハッキングデータを警察のサイバー犯罪対策課と特捜部にタレ込んでおいたのだ。
院は膝から崩れ落ちた。
「お、終わりだ。私の病院が、私のが……」
を抱えて泣き叫び始めた。
さやかは発狂したように叫んだ。
「いやあ、嘘よ!こんなの嘘よ!」
全てが終わったことを悟ったさやかは、リビングのドアをびした。
玄関へと向かって全力で逃げした。
からいがった達也もその背を追う。
「待て!さやか!」
しかし。
ガチャッ。
さやかが玄関のドアをけた瞬。
に逃げようとした彼女の体は、ドアの向こうにっていたな物によって無慈にリビングへと突きばされた。
さやかはに尻餅をついた。
「きゃあ!」
そのろでち止まった達也。
の顔は、今度こそ完全にのように青ざめた。
ガチガチと歯の根がわないほど震え始めた。
玄関の暗から、子のモーター音を響かせながらゆっくりとリビングに姿を現したその物。
それは、髪交じりの紳士だった。
紳士は言った。
「久しぶりだな、さやか。いや、美紀と呼んだ方がいいか」
さやかは喉の奥からヒューヒューと引き攣った音を漏らした。
「あ、あ、ああ……」
恐怖のあまり失禁した。
その老紳士は、1にさやかと結婚し、彼女に毒を盛られて全でんだはずの2番目の夫。