"結婚初夜の義父不倫と20年目の毒殺計画" 第17話
「私じゃない!院とこの男が主犯よ!」
無様に泣き喚きながら連されていく。
マダム麗子、条氏、そして裏社会の男たちも、私の図ですでに気配を消して撤収していた。
リビングに残されたのは、毒で命を落とした父のたい遺体と、正義の鉄槌をした警察官たちだけ。
20越しの復讐はついに完遂された。
伊達警部が堵の表で私の肩を叩いた。
「終わったな、ひろし君」
私がく息を吐きした。
「ええ。これでやっと母さんの墓に良い報告ができます」
まさにその瞬だった。
パトカーに押し込まれようとしていたさやかが、突如振り返った。
夜空に響き渡るような気な笑いをげたのだ。
「あははははは!」
錠をされたまま、さやかは狂気に満ちた笑みを私に向けた。
さやかは叫んだ。
「ひろしさん、あなたこれで勝ったつもり?いいえ、あははははは!おめでたいわね!」
私が眉をひそめた。
さやかはさらに恐ろしい爆弾を投した。
「あなた、20のお母さんのの本当の理由。まだ何も分かってないのよ!」
私が問う。
「何だと?」
さやかは叫んだ。
「源蔵のじじいと院がお母さんを殺した?違うわよ!あのはただの実犯!お母さんを殺すように裏で指示をした本当の黒幕は、今あなたの目のにいるじゃない!」
さやかの狂った線が突き刺さった先。
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それは、私の隣で穏やかに微笑んでいたはずの伊達警部だった。
パトカーに押し込まれながら放たれたさやかの絶叫が、たいの夜空に溶けていく。
パトカーの赤灯が気に回転している。
静まり返った居の庭を、赤と黒のコントラストで染めげていた。
私はゆっくりと、隣につ男、伊達警部へと線を移した。
き母の幼馴染みであり、私を助けてくれたはずの正義の刑事。
しかし。
今、赤いパトランプのに照らしされた彼の横顔から、あの温で頼りがいのある表が、のようにドロドロと溶け落ちていくのが分かった。
伊達警部が舌打ちした。
「チッ、あのバカ女、最までの減らない使えないゴミだ」
伊達警部はまるでお仏でも吐き捨てるようにそう呟いた。
首の骨をゴキリと鳴らし、私に向かって振り返った。
その顔には、悪魔のように歪んだ気の悪い嘲笑が張り付いていた。
伊達がをいた。
「どうしたひろし君、幽霊でも見たような顔をして。まさか正義の方の私が黒幕だとはにもわなかったか」
伊達のからびしたのは、警察官としての矜持など微もない、汚い侮辱のセリフだった。
伊達は言った。
「おは本当にあの抜けな父親そっくりの愚か者だな。を疑うことをらないおめでたい脳みそをしている。
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警察のエリートであるこの私が、おみたいな冴えないネクラなパソコンオタクを、ただの善で助けるとでもっていたのか。虫唾がるんだよ。おのおどおどしたれなツラを見ていると」
伊達は私の胸倉を掴んだ。
ギリッと締めげながら顔をづけてきた。
伊達は言った。
「教えてやろう。20、君のお母さん、さゆりを殺すように源蔵を脅迫したのはでもない、この私だ」
私は黙って伊達の目を見つめた。
伊達は続けた。
「私はさゆりを底していた。だが彼女は私ではなく、しか取り柄のない源蔵を選んだ。だから私は源蔵の会社の横領の証拠を握り、『妻を殺さなければ刑務所きだ』と脅したのだよ。あの卑怯な源蔵は自分の保のために、院の毒薬を使ってあっさりとさゆりを殺した」
伊達の目には、狂気じみた執着の炎が燃えていた。
伊達は言った。
「さゆりを奪った源蔵が許せなかった。だから今回、の息子である達也とあの毒婦のさやかを裏で操り、源蔵にじわじわと毒をませて殺した。これで源蔵の財産は全て警察の裏として私がいただくはずだったんだよ。だがおが変に裏社会の連と繋がっていたせいでし計画が狂ったな」
伊達は私の胸倉を突きばした。
パンパンとを払った。
両親の命を弄び、私のを狂わせた真の元凶。
それがずっと方のふりをして私にづいていたこの男だったのだ。