"結婚初夜の義父不倫と20年目の毒殺計画" 第19話
伊達はから泡をばした。
私に対してありったけの侮辱のセリフを喚き散らした。
「おいひろし、お体どんな品を使って総監を騙したんだ!私のエリートとしての輝かしいが、おみたいな取り柄のない無能な男に踏みにじられるなど絶対にありえない!私はおの母親を殺し、おのを20も支配してきた絶対な勝者なんだぞ!」
夜空に響き渡る、れな負け犬の吠え。
私は彼を瞥だにせず、完全にを消した主公の沈黙を貫いた。
喚けば喚くほど、伊達の底の浅さと惨めさが浮き彫りになるだけだ。
私のあまりにもややかで静かな態度に、伊達は恐怖と苛ちでガタガタと震え始めた。
私の代わりにをいたのは、直の姿勢に戻った警総監だった。
警総監のをうようない声が響いた。
「黙れ、伊達!貴様こそ、自分が誰にを剥いたのか分かっていないようだな」
伊達はビクッと肩をねさせた。
警総監は説した。
「ひろし会が率いるIT企業は、表向きは民のサイバーセキュリティ会社だ。だがその実態は、が国の警察庁、防省、さらには国公委員会の全ての最密システムを構築・管理しているの国防関なのだ」
警総監は続けた。
「会は国公委員会の裏組織、特別脳防局の特務理事。
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つまり、が国のデジタルインフラと国密を掌握する事実の最権力者である」
伊達は抜けな声をして固まった。
「な、なんだと……?」
警総監は言った。
「ひろし理事の会社がシステムを止めれば、本の警察能は1秒で完全に止する。それどころか、おがの隠し座に溜め込んでいた汚い裏も、全て理事ののひらのを通過していたに過ぎないのだ」
伊達は首を激しく振った。
「う、嘘だ!そんなバカな話があるか!」
最の悪あがきとばかりに、自分の背に控えていたの若い刑事にすがりついた。
伊達は叫んだ。
「川!川、おは私の腕だろう!くこいつらを撃て!私はおをずっとがってやったじゃないか!今すぐこの馬鹿げた茶番を終わらせろ!」
伊達が命令をしたのは、彼が最も信頼し、自分の汚い裏仕事を伝わせてきたはずの川刑事だった。
しかしそのな物は、拳銃にをかけるどころか、たい軽蔑の差しで伊達を見ろした。
川刑事は答えた。
「お断りします。私はあなたのような腐りきったの腕になった覚えはありませんよ、元警部」
伊達は驚愕した。
「か、川、お何を言っている?」
川刑事は伊達をたく突き放した。
私に向かってくをげ、枚のタブレット端末を差しした。
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川刑事は言った。
「ひろし会。ご指示通り、伊達が過20に渡って正に蓄財した裏、総額約50億円の座を全て特定いたしました」
私がタブレットを受け取る。
「ご苦労だったな、川」
伊達は目玉が零れ落ちそうなほど見いて絶叫した。
「川、貴様いつからこいつと繋がっていたんだ!恩らずの裏切り者め!」
川刑事は伊達に向かって、静かなしかしないりを込めて言い放った。
「裏切り?ふざけないでいただきたい」
川刑事は語った。
「私は幼い頃両親をくして施設で育ちました。その施設に毎の寄付をし、私の学費用まで援助してくれた恩こそが、ひろし会のお母様、さゆりさんだったのです」
川刑事は伊達を見据えた。
「さゆりさんが殺された審な事件を追いかけるため、私は警察に入りました。そしてひろし会と密かに連絡を取りい、あなたの懐に潜り込んだのです。これは20から始まっていた衝撃の逆転のシナリオなんですよ」
伊達は完全に言葉を失った。
をパクパクと魚のようにかした。
自分の最も信頼していた部が、20から自分の破滅を狙っていたスパイだった。
その絶望な事実に、彼の精神は完全に崩壊しかけていた。
私はタブレットの画面を、伊達の目のに突きつけた。
そこには伊達が世界のタックスヘイブンに隠し持っていた数個の座残が表示されていた。
私が言った。
「伊達。