みかん小説
本棚
みかん小説 / 人生逆転 / 一度死んだ「秋田涼」と7歳の孤児
一度死んだ「秋田涼」と7歳の孤児

一度死んだ「秋田涼」と7歳の孤児

翔太 完結 353

「俺と同じ名前の“秋田涼”は、23年前に死んでいた」――結婚を目前に控えた俺・涼は、婚姻届のために取った戸籍謄本から信じがたい事実を知る。0歳から施設で育ち、7歳で秋田夫妻に引き取られたはずなのに、戸籍にはなぜか「実子」と記され、出生地も誕生日も記憶と違っていた。さらに実家で見つけたのは、幼い頃の俺ではない少年と両親が写る古い写真。役所で記録を遡ると、27年前に両親の実子として同名の少年が生まれ、死亡した記録が20年前に消されていたことまで判明する。20年間、惜しみない愛情を注いでくれた両親を疑いたくない。それでも、このまま秘密を抱えて新しい家庭を築くことはできない。俺は戸籍を手に両親へ真実を問いただす。すると寡黙な父は、長年封じてきた過去を語り始めた――なぜ俺は“亡くなった息子”の名で生きることになったのか。その答えは、俺自身も知らなかった出生の秘密へ繋がっていた。

今すぐ読む

おすすめ作品