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十八年間、壁の中にいた妻

十八年間、壁の中にいた妻

夜明けの水道水 完結 302

新婚旅行の翌朝、二十六歳の愛妻が忽然と姿を消した。姑は「荷物をまとめて逃げた」と冷たく言い放ち、近所から疑惑の目を向けられながらも、夫は十八年間荒れ果てた家で妻の帰りを待ち続ける。だが、生家の解体工事中、壊された壁の奥から、セメントで塞がれた妻の旅行鞄が転がり出た。「持って出たはずの荷物が、なぜここに?」十八年間の嘘が崩れ去り、男は母が封印した真実へと走り出す。

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