初雪の降る夜、息子夫婦に騙され、私は人里離れた介護ホームへと連れ去られた。「認知症」という嘘の診断を下され、持ち物も携帯電話もすべて奪われたのだ。私の老後資金3000万円を食いつぶし、さらに借金返済のために実印と財産を狙う息子たち。彼らは私がボケていると信じ込み、油断しきっていた。だが、私のズボンの縫い目には、彼らの悪質な企てをすべて収めた「ペン型録音機」が隠されていた。司法書士事務所での財産譲渡の直前、私は静かに録音機に手をかける。――さあ、本当に狂っているのはどちらかしら?
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