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「2度と戻るな」姑と500万円の偽造委任状

「2度と戻るな」姑と500万円の偽造委任状

梨花 完結 320

「実家がそんなに好きなら、2度とこの家に戻ってくるな」――実母の72歳の誕生日を祝いに行っただけで、私・弓は義母・節子に8年間暮らした家から荷物ごと追い出された。夫・和弘はまた「母さんに謝らせるから戻ってくれ」と問題を丸く収めようとするが、私は鍵を置き、実家へ戻る。すると銀行から、節子が和弘名義の定期預金500万円を偽造した委任状で解約しようとしたという連絡が入る。さらに義母は突然“腰が抜けた”と入院し、私を薄情な嫁に仕立てて呼び戻そうとするが、病室の外で聞こえたのは「あの嫁が戻れば通帳と印鑑の場所を吐かせる」という笑い声だった。私はその会話を録音し、8年間の家計記録と偽造委任状を揃える。そして、義母が私を追い出した目的が単なる嫁いびりではなく、自分と妹の老後のためだったと知った時、青いファイルを抱えて再び井上家の玄関へ向かう――。

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