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乳がん手術日にゴルフへ行った夫の末路

乳がん手術日にゴルフへ行った夫の末路

月夜の手紙 完結 1176

「来週の手術、付き添ってくれるよな」――当然のようにそう言う夫・啓介を見て、私の胸には、乳がん手術の日に一人で病院へ向かった記憶が蘇った。あの日、啓介は「どうしても外せない仕事がある」と私を置いていった。幼い息子の世話も退院後の家事も母に任せ、私の痛みには目も向けなかった。それでも仕事なら仕方ないと信じていた。だが後日、夫のジャケットから見つかったのは、手術当日のゴルフ場のレシート。車内には朝7時40分入庫の駐車券まで残されていた。来られなかったのではない。最初から来る気がなかったのだ。その瞬間、私の中で夫への期待は静かに死んだ。そして今、自分が手術する番になった啓介は、何事もなかったように妻の付き添いを求めてくる。私はもう待たない。積み重ねてきた証拠と決意を胸に、彼が想像もしなかった選択へ踏み出す――。

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